2回の妊娠の合間の話②

①の続き。
引き続き趣味的な話である。わからない単語はスルーしてほしい。


●旅行

①の長い旅行の他にも産休中や連休を利用して1〜2泊の旅行に数回行った。
夫と行ったもの、友人と行ったもの、夫と行って夫の友人に案内してもらったもの、と様々だ。産休や連休を使って色々行くことができた。

夫が行きたくないところでもいくつか夫にとって良い条件を提示したら一緒に行ってくれた。普段であれば絶対に行ってくれない。普段夫婦で意見が食い違って自分がしたいことができない場合は産後がチャンスかもしれない。

水子供養の記事で書いた安井金比羅宮参拝は友人と行った京都旅行の最中の話である。

図らずもこの間に、お台場のユニコーンガンダムを久しぶりに見に行き、たまたま営業終了直前であった大阪のガンダムスクエアのガンダムとシャアザクのモニュメントを見ることになり、福岡では出来上がったばかりのνガンダムを見ることになった。
誤解を避けるために説明すると、某夢の国に行きたくない夫を連れていくために前日にお台場で遊んで前乗りし、京都の前に大阪のニフレルに友人と行ってみるとすぐ目の前にガンダムスクエアがあり、、、という状態なので熱狂的なガンオタではない。ただ、福岡旅行の目的はロングレンジ・フィン・ファンネルであった。

●ゲーム

分娩後間も無く、ダイパリメイクとアルセウスが発売された。
夫がダイヤモンド・パールのダブルパックを買ってきた当時の自分はまだ廃人に近い状態だった。夫がプレイしているのを見て、楽しそうだと思えたので始めた。ゲームで現実逃避をすることで少しずつ元気になっていった。
アルセウスを始める頃にはだいぶ元気になっており、この頃は10人程度とのzoom飲みにも参加して普通に話せるくらいには回復していた。

どうしても最新のゲームは使命感でやってしまうのだが、その分、そのゲームと発売された時期の自分の状況を結びつけてしまう。
将来、ダイパリメイクとアルセウスを思い出す時はきっと辛かった記憶も思い出すのだと思う。こればかりは仕方ない。
いずれにしろ、ゲームで少しメンタル回復を早めることができたと思う。

最近はオープンワールドのゲームが多く酔いやすい。妊娠していない時期に思う存分やっておきたいところである。
ちなみに妊娠中にプレイしたスプラ3やスカーレットバイオレットはなかなか辛かった。ティアキンの発売は産後だったので楽しくプレイできた。

●漫画の原画展

2つの原画展に行った。だいぶ元気になっていた時期で、どちらも1人で外出した。
1つは産休中の平日に行った。比較的ゆっくり見ることができて良かった。
もう1つは妊娠判明直前の休日に行った。このとき既に妊娠はしていたと思う。会場近くの遊園地でジェットコースターに乗ろうかと思ったけれど、なんとなくやめた。やめておいて本当に良かったと思う。

●パーソナルカラー診断

パーソナルカラー診断をするまでにちょっとした経緯がある。

妊娠中は化粧をするのも辛く、あまりできなかった。気分も変えるために、最低限のマナーのために使用していた古い化粧品を断捨離し、新しい物を購入することにした。
まずファンデーションとパウダーを購入したところ、ミニサイズのオレンジ色のチークをもらった。得した気分だったが、使用したら絶望的に似合わなかった。確かに、オレンジ系の化粧品は好みでなく、今まで使ったことがなかったが、ここまで似合わないとは思っておらずかなり驚いた。
その数日後に友人と会ってその話をしたところ、パーソナルカラー診断を勧められることになった。なんとなくそのような診断があるというのは知っていたが、大袈裟に言うと "お前は一生年中この季節だ!" と言われるのだろうくらいに思っており、特にプロに診断してもらおうとは考えていなかった。これから新しく化粧品を買おうとしているところで良い機会だったので、その帰り道にパーソナルカラー診断をしてくれるサロンを予約して早速診断してもらうことにした。
案の定、私は年中 "夏" と診断された。今までのネイルの色もなんとなくで選んでいたけれど、自分に似合う色を選ぶことができていたことがわかり安心した。また、化粧品を購入するのが楽しみになったし、買って失敗することが少なくなると思う。費用は少しお高めだが、気分転換にも良いし、やってみる価値があると思う。
ちなみに、パーソナルカラー診断をしてくれた方がたまたま妊婦さんで、当時は妊娠中期頃だったと思う。以前にも書いたが、私の場合は死産後に妊婦さんを見ても特に傷つかなかったので、このとき楽しく会話をすることができた。
妊婦さんを見るだけで辛くなる人は、店員さんと一対一で長く話すことになる各サロン等に行くのはリスクで怖いかもしれないと思った。

●フラグを立てる遊び

もしかしたら2回目の妊娠をしているかも、と思った時、また妊娠するのも怖いし、きっと妊娠していると思ったのに実はしていなかった場合はがっかりしそうだった。そこで、"妊娠フラグを立てる" というアホっぽい1人遊びをしていた。
「私、今月妊娠していなかったら限定品のデパコスを買うんだ!」といった感じである。2回目の妊娠判明直前は、「私、来週は無限レモンサワー焼肉(各テーブルにレモンサワーの蛇口があり、"レモンサワー飲み放題"と注文するとセルフで好きなだけ注いで飲める焼肉屋。人件費が削減されるためか安い。)に行くんだ!」と言っていたところ、当分行けなくなることになり、無事フラグは回収された。
妊活中毎月のそわそわする時期におすすめしたい。

できなかったこと・やれば良かったこと

●ガンプラ

当時発売されたマスターグレードのガンプラを買った。しかし、ゲームと同じように、このときに組んだモビルスーツの登場シリーズを見たら死産後のことを思い出してしまいそうで手を出しづらかった。娘の妊娠中は体調不良のためできず、産後の楽しみにとっておこうと思っていた。
娘の産後、娘にパーツやゴミを誤って口に入れられると困るのでプラモデルを気軽にできなくなった。娘がGCU入院しているときにやれば良かったが、他にもやることがたくさんあるためできなかった。
今となってはそのシリーズを観ても、あのときは辛かったな、くらいで済ますことができそうなので、組んでおけば良かったと思っている。未だ手付かずの積みプラ状態である。

●運動

頭も動かないが身体もあまり動かなかった。太ることがめったにない自分が太ったことで、これが産後太りか、と思っていた。単純に運動不足だと思うが。
随分前に購入し少しやって放置したリングフィットアドベンチャーを最近やってみたのだが、これは死産後にもやれたのではないかと思った。外に出る必要なく、アドベンチャーモードのストーリーが案外長く、思っていたよりも飽きない。私もまだ終えていない。おすすめである。

まとめ

産休中はもちろん仕事をしていないし、産休を明けても上司や周りからの気遣いで仕事量を減らしてもらえた。毒親との交流も絶っていたので今までの人生で1番自由な時期だった。
精神的には辛かったけれど、今思い返すと楽しいこともたくさんあった。1人で遊んでいることも多かったが、夫や友人、行ったお店の店員さん等と会話をすることが私の回復の助けになったのは間違いない。

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