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「全部壊してしまいたい」

父が無くなる2週間前くらいだったでしょうか。

父が電話で私に言った言葉。

「全部壊してしまいたい」

父が無くなって2年半がたち、全部壊れましたよ。

父よ、これで満足ですか?

あなたが壊したいと思った家族。見事に壊れましたよ。

闘病生活を支えてあげることが出来なかった私も悪い。でも、そばで支え続けた妻である母に対する仕打ちを、私は一生許しません。

そして母の財産を全て奪っていった兄を、許すことはありません。

私の願いはただひとつ。

早くバチが当たりますように。


こんな不幸な事が起こらないように、父のこと、そして父の遺した遺言書のこと、それからの兄との戦いについて、少しずつですが、書かせてください。


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