2024年3月23日(土)初めての座談会

昨日は、第20回「Zoomによる詩の教室」の続きがありました。11編ほどの詩を読み、感想を話しました。これで今月の教室は終了です。

終わってみれば、歳のせいか疲れがひどく出て、昨日は横になっていました。しばらくはぼーっとしています。

それで、本日もまだ疲れが残っていて、外は雨模様だし、なんだか動き出す気力がまだ出てきません。

毎日いろいろあるし、自分にはうんざりすることもあるけれど、やれることを一つずつ手を抜かずにやってゆく、そう決めています。どこまでやれば手を抜いていないと言えるのかどうかは、むずかしくて、相変わらず自分に甘くはあるのですが。

さて、次回のZoomは、さきほどSNSで告知したように、ぼくの教室によく参加してくれている立石俊英さん、南田禎一さん、ユウアイトさんとの座談会です。

これからずっと詩を書いてゆくだろう人が、今、詩に託している気持ちを、じっくり聞きたいと思っています。今回の金井雄二さんとの対談のように、詩歴の長いゲストの経験談とは別の意味で、参加者には得るものがあるのではないかと、期待しています。

そして、教室で若い人と座談会をやる目的はもう一つあって、つまり、3人にとっては、将来やるであろう座談会や対談の、練習のようなものになってくれればと思っているからでもあります。

ぼくの教室はとても小さな規模ですが、それでも人前で自分の思いを話すことは、決して無駄な経験にはならないと思うからです。

ちなみに、ぼくが初めて座談会に出たのは、70年代のある日のことでした。いきなり「現代詩手帖」での座談会でした。北村太郎さんが中心になって、あとはその頃の若手の詩人が何人か集められての座談会でした。ぼくの他には、若手として、伊藤比呂美さんとか山本博道さんもいました。

その座談会でぼくは、臆してしまい、ろくに発言もできず、さらに勇気を出して発した言葉も、情けないほど底の浅い言葉ばかりでした。あせればあせるほどに、話に乗ってゆけませんでした。

ということで、どうにも情けない結果になって、あの日はひどく落ち込みました。もしもあの時までに、どんな座談会でもいいから経験していれば、大事な機会に、あれほどひどいことにはならなかったかもしれないと、今でも思うのです。所詮は言い訳でしかないかも知れませんが。

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