2024年5月29日(水)できないことの幸せ

昨日はIKEAに行って、キッチン用品やタオルを買ってきました。

のんびりと並ぶフライパンやおたまや菜箸を、のんびりと見てきました。

行けども行けども延々と続く売り場を、共にのんびりと歩いてくれる人がいることの嬉しさを、感じていました。

それからフィッシュ&チップスを食べて、コーヒーを何杯か飲んで、ひろい空間で、他愛もないことを話していました。他愛もないことを聴いてくれる人がいることのありがたさを、感じていました。

それから帰りの車の中で、遠方を見ながら、今度の横浜の講演では何を話そうかと、ぼんやりと考えていました。

単純でいいから、伝えることだけを自分の言葉で伝えたい。

そこに戻りたいと思いました。

詩の素晴らしさを、
詩を書くことの喜びを、
それだけを伝えてこよう。

詩はわたしたちにとって、何か付け加わるものであるということを、
伝えたいと思いました。

幸いにも、ぼくにはむずかしいことがわかりません。

幸いにも、ぼくには簡単なことしか言えません。

単純で、簡単なことを、誰にでもわかるように、心を込めて話してこよう。

幸いにも、ぼくにはそれしかできないのです。

それしかできない人が、それしかできないことを、してこよう。

ありのままの声で、話してこよう。

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