2024年5月31日(金) 自分の詩のことは自分で決める

昨日は朝から日がさしていたので、午前中から散歩に行ってきました。

それからお昼まで「詩の通信教室」の詩を読んで、午後は6/15の講演の原稿を書いていました。

ところで、先日の峯澤典子さんとの「詩のお話会」で話題になったことのひとつは、「投稿で落とされた詩を、どのように扱ったらよいのか」というものでした。

ちょうど昨日も「詩の通信教室」で同じ質問がきていて、そうか、たくさんの人が同じようなことで悩んでいるんだなと、感じました。

もちろんぼくも悩んだことがあります。最初の詩集を作る時に、まず、投稿で入選した詩や、評価された詩を選びます。けれど、投稿で落ちた詩はどうしたらいいのだろう。

まだ誰にも見てもらっていない詩なら、自分の判断で決められるけど、いったん落とされた詩をわざわざ詩集に載せるべきか。

もちろん人それぞれの考え方があるし、最後は自分で決めることですが、ぼくの場合は、投稿で落とされた詩も、ほとんど反響のなかった詩も、好きな詩は詩集に載せました。ぼくは基本的に一度提出した詩は直さないので、落とされた詩は落とされた時のまま詩集に載せました。

だって、誰の詩でもなく、ぼくの詩、ぼくの詩集だからです。

そういえば昨日、Xを見ていたら、ユウアイトさんが、ぼくの「まち」という詩が好きだと書いてくれていました。「まち」という詩は、発表したときにだれもほめてくれなかった詩です。反響のなかった詩です。ぼくは好きなのにどうしてだろうと思ったのですが、好きだから詩集にも載せました。だれがどう感じても、自分が好きな詩は自分が守ってゆこう、自分が可愛がってゆこうと思ったのです。

ですから昨夜は、「まち」と一緒に、手を握り合って、ほっと眠ったのです。

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