弱くてどうしようもない自分を受け入れる

生きるって難しい。
普通に生きれてるように見せかけられてるだろうか。
本当はどうしようもない人間だっていうことに気づかれてるんじゃないかと怖くて人と関わる事を避けたり本音なんか言わずに偽物の自分で関わり続けてしまう。

息を吸う事すらも少し大変だ。
胸のあたりが重くて、いくら吸っても酸素が足りない。
もがけばもがくほどに溺れていく。
自分の事を理解しようと努力すればするほどに分からなくなる。

最近気づいたのは、まだちゃんと自己を形成できていないんじゃないかということ。
思春期にストレスが多い環境下にいて重いうつ病だったしストレスに対応するために偽の自分を作ってそれで生きられるようにしてきたんじゃないか。
もちろん対外用の自分を作り出すことは誰にでもある事だけど、自分の場合は自己を形成する時間を取らずに偽の自分を本当の自分の気持ち・望みだと思い込んで生きていたから今になって問題になっているんじゃないかと思う。

だから、偽の自分に気づいて追い出した今が酷くつらいんだろう。偽物の自分でも居ないよりはマシだったかもしれないと思うほどに辛い。
自分の中が全く空洞で、何も考えられなくなってしまった。
どこに行きたいかも何が欲しいのかも何になりたいのかも分からない。
自分の気持ちの変化に気づけない。
辛いんだと自覚できなくてある日突然体が動かなくなる。

自分が誰なのかよくわからない。
調子が悪いと離人感が出てくるけどここ数日は自分の名前が自分のものと思えない。
よくわからないな、色々と。

このどうしようもなくてみっともなくて弱くて自分が嫌いな自分を愛することなんて全然今も出来ないが、存在だけは受け入れてやらないといけないのかもしれないなぁと近頃思うようになってきた。
くだらないことだけど大きな一歩で、
どうしようもない自分を消さないといけないと自分にも人にも嘘ばかりついてきたのでこれからはそこに居るということだけは受け入れてあげようかな。

こんなどうしようもない体で生きていくには辛くて残酷なことばっかりな世の中で酷い生活を生きていても、いつかは幸せになりたいなと強く思う。
幸せになりたい。なろうと思ってなれるものじゃないけど、それでもいつかは、と毎日毎日思う。
七夕の短冊を今年は書けなかったけど、まだ間に合うかなと天の川なんて到底見えない薄汚れた都会の空を見上げてお願いした。
間に合ってないだろうな、多分。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?