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失敗したら諦められる人になろう

みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・エッセイスト として、
自らを定義しています。

この表題を目にして、
みなさんは どう思うでしょうか?
これから私が、
どんなことを述べると予想しますか?

「あー、君だったら失敗すると思ってたよ。
 期待してなかったし、しょうがないね(笑)」

別にこんなふうに言われるように
なろうなんて、言いませんよ。
むしろ その逆の意味だ。

今回はそんな話。


上手の手から水が漏る

人間、誰だって失敗することはあるもの。
正確無比な機械ではないのだから。
(設備屋から言わせてもらえば、
 機械だって失敗はするのだが…)

大谷翔平 選手だって
甘い球を投げて打たれることはあるし、
藤井聡太 八冠だって
疑問手を指して負けることはある。

これらは知名度の高い例だけど、
私が好きなエピソードは
元 中日ドラゴンズ・英智 選手と
落合博満 監督(当時)の話である。

「あいつが捕れなきゃ…」

2004年から黄金時代を築いた落合中日において
英智 選手は「守備のスペシャリスト」として
起用されていた。
(バッティングは あまり得意ではなかった)

そんな英智選手だが、あるとき
一見 平凡なフライ(飛球)を
落球してしまう。

バッティングに期待できず
「守備のスペシャリスト」で生きる選手が
凡ミスを犯してしまったわけだ。

このプレーに対しての
落合監督のコメントが印象深い。

「あいつが捕れなきゃ、誰も捕れないよ。」

落合 博満

並の監督なら、
「守備で使われている選手が
 凡ミスして どうする!」
と文句のひとつも 言いたくなるであろう。

だが、落合監督は そうは言わなかった。
監督の器の大きさも もちろんあるだろうが、
何より 英智選手 自身の培った信頼の大きさが
この発言を引き出したのではないか。

あなたでダメなら仕方ない

中途半端な信頼しか持たれていなければ、
失敗したときに
「なぜ失敗した?」
「もっとうまくできなかったのか?」
と責められるかもしれない。
(監督者側からすると、失敗の責め過ぎは
 消極的な行動を助長するのでマズいのだが…)

落合監督のような言葉を引き出すには、
「この仕事において、
 あなた より上の人間はいないのだ」

と思わせなければならない。

そのためには、自身の技量を磨き続けて
周りにいる誰よりも高い境地へ
到達しなければならない。

…と書くと仰々しいが、
少なくとも チームや職場で一番になれば
同じような評価は受けられるはずだ。

また、そのように自分自身の
レベルを高めることによって、
自分に自信が備わっていくことも
見逃せないポイントである。

器の小さい人は、
失敗したあなたを責めるかもしれない。
そのときに
「そんなに言うなら、
 あなたがやってみなさいよ」
「さぞかし上手にできるんでしょうね?」

と開き直ることもできる。
(実際にはともかく、心の中だけでも)

この開き直りは、私自身の経験上からも
非常に価値があると思う。
特に失敗する不安があるときに、
自分を支える助けとなってくれる。

だから みなさんも自信を持って、
「失敗したら諦められる人」
になっていこう。

お読みいただき、ありがとうございました。


余談

良い話で終えたかったから余談とするが、
昔 2ちゃんねるの将棋板で
こんなコピペが流行った。

839:名無し名人:2008/07/25(金) 09:39:28 ID:0ulRSLnj

おまえら、もし地球に将棋星人が攻めてきて、向こうの大将と
地球代表が将棋一番勝負で対決し、負けたら植民地にされる
という事態になったら、地球代表は絶対羽生でないとイヤだろ?
深浦でもいいのか?深浦に地球の命運を託せるのか?

羽生をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ

2ちゃんねる

これも
「『羽生さんで負けたら仕方ない』と諦められる」
ということだろう。
(※ 当時 藤井聡太さんはプロデビューしていない)
深浦さんも 羽生さん相手にタイトル戦を勝つなど、
十分 強い棋士だったんだが。

ちなみにこのオチは、
「羽生さんは、むしろ将棋星人側だろ」
というもの。
現在、藤井八冠も同じ疑惑を持たれている…

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