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【カルチャー】海外文学は面白くないわけがない。/私の最愛海外文学10選。

海外文学について語ってみる。


#私の最愛海外文学10選

なるタグがSNSで話題になっていたので、便乗してみた。

選んだ10冊は以下の通り。

  1. 通訳ダニエル・シュタイン/ウリツカヤ

  2. モモ/エンデ

  3. 大聖堂/カーヴァー

  4. フラニーとズーイ/サリンジャー

  5. 悪霊/ドストエフスキー

  6. 夜と霧/フランクル

  7. 舞踏会に向かう三人の農夫/パワーズ

  8. すべての月、すべての年/ベルリン

  9. 冬の夢/フィッツジェラルド

  10. サラの鍵/ロネ


海外文学との出会い。


海外文学との出会いは遡ってみれば小学生のときに読んだ「ダレン・シャン」に行き着くのだけど、読んでいた当時は別に「海外の小説を読んでいる」という意識は特になかった。


では、意識して海外文学を読むようになったのはいつからかと言われると、それもよく覚えていない。気がついたら好んで読むようになっていた。

ただ、少なくとも20歳のときには「カラマーゾフの兄弟」に衝撃を受け、以来1年毎にドストエフスキーの4大長編を順々に読んでいった記憶はある。

正直カラマーゾフもこの10選の中に入れたかったのだけど、個人的な思い入れは今回選出した「悪霊」の方が強い。そう考えると、"海外文学の初期衝動"はやはり、ドストエフスキーによってもたらされたものだと言える。


海外文学は面白くないわけがない。


海外文学の話題になると思い出す話がある。

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