マージョ話

マージョは魔女である。
同じサークルの同期の女の子だった。
何故魔女なのか?
理由は外見の長髪とかではない。それまで女の子絡みの話が全然無かったサークルの先輩や同期が、次々と彼女に惚れて玉砕したからなのだ。
Sンマ、彼は同期なのだが、マージョがサークルに入って来てすぐ口説いていた。そして、すぐ玉砕。だが、諦めが悪い彼は、1年のうちに3回告った。これはマージョから聞いた話。
S田さん。3つ上の先輩で、サークル内で人望もあったが、彼もまたマージョにやられた。そして玉砕。
S村さん。同じ3つ上の先輩。彼は女の子には興味ないスタンスだったが、結局マージョに釣られて、玉砕。
K田、同期の中で人望もあったが、女の子に無縁だった彼も、いつの間にか釣られていて、玉砕。
T内、同期の男で、1ヶ月くらい付き合えたが、呆気なく振られた。
飲み屋で「北の酒場通りには長い髪の髪の女が似合う」と北酒場のカラオケ歌いながら、泣いていた。
また振られた後、パブで友人が後輩から作って貰ったおにぎりを自慢げにだしたのを拳で叩き潰しながら「ム・カ・ツ・ク・ナ・ァ!」と喚くのだった。おにぎり自慢した男は、泣いたw
P、同期の中で後輩に1番人望あったが、マージョには腑抜けにされた。学内で「俺が悪かったよぉ〜。謝れば良いのかよぉ〜」とマージョに縋っているところを後輩たちに目撃されて、「Pさんも終わりましたね。」と言われていた。
そして、彼は洗剤を飲む事になった。食器用洗剤だから、無傷。

俺の知ってるだけで、こんな感じだった。
多分他にも文学部内で、何人もの学生を花と散らせて行っただろうね。

マージョは、Tと言う男の撮影した映画に宇宙人の美少女役で出演していた。ちなみに俺主演の作品w
作内では俺は宇宙人にまで振られてしまうと言うオチだった。
プライベートで俺はマージョに言い寄りもしなかったし、勿論振られてもいない。興味なかったから。
ちなみにマージョと名付けた人は、マージョから軽蔑されていたw

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