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そして、今年もお雑煮ができた

明けましておめでとうございます。めじ庵です。

皆さんは、お正月のお料理どのようにしていますか?
なます、田作り、黒豆、伊達巻。
中には「おせち全部作ってます」っていう方もいるようです。
私は7,8年前、可能な限りのおせちを作ろうと挑戦したのですが、お正月明けに疲労で倒れて救急車で運ばれる、ということがあったため、最近は、本格的に作るのは、お雑煮だけです。

今年も大みそかの夜九時頃から下ごしらえを始めました。
我が家のお雑煮は、お姑さん直伝。
だし汁で別々に煮た具を、ほうれん草を一番下に、餅、鶏肉、大根、ニンジンなどの順に入れ、最後に汁をかけたものです。

下ごしらえしながら、私の脳内では
本当は、忙しい年末、しかも家族の中で感染症が蔓延するこの時期、私は、おせちどころかお雑煮だって作りたくないのです。お疲れなのです。
大みそかの豪華な夕飯、年越しそば、次の日のおせち、お雑煮。
年末で、仕事や学校も休みになってゆっくりしている人たちが、そんなにお腹すく?
そう、私には不満があるのです。私だってゆっくりしたい。

そもそもどうして私一人が、毎年この日、この時間にキッチンで格闘しなくてはならないのでしょう。
女だから?専業主婦だから?
やめよう。もう来年から専業主婦は卒業して、お雑煮は作らないと宣言するのだ!

一方、キッチンから見えるテレビでは、お笑い番組をやっています。
東京03のコントが流れ、あまりの面白さに、つい大爆笑する私。
あはは。

下準備完了
そんなこんな考えながら、手はずっと動かしていたので、お雑煮の下ごしらえが終わりました。
丁寧に下茹でされ、タッパーに並べられた具。
キラキラ輝く汁。この汁には何年間かの試行錯誤の末、様々なダシが入り、年々安定感が出てきています。
「できた。」
毎年感じる、夜のキッチンでの孤独な達成感。
きっとまた来年も、こうして一人でお雑煮だけは作るのでしょう。

そして元旦
夫と3人の息子たちにより、5分でなくなったお雑煮よ。
あらー、さよならー。








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