盆踊りと縁日もどき
旅行がてら、父の里の盆踊りを見に行った。
ネットで検索しても出てこない地元の人だけの盆踊り。歌。独特の踊り。紙?の灯篭。記憶よりも辺りが明るい。明かりがLEDに変わってる。もっと薄暗い中で真ん中の舞台の周りを皆が歌に合わせて踊っていた記憶だ。笛名人だった大叔父がしていた笛の伴奏ももうない。人ももっと多かった。時代の移り変わり。
3人の息子たちは踊りには興味なさそう。でも、なんだか初めて見る盆踊りに戸惑ってるみたい。まぁ、そうだね。私も子どもの頃、何とも言えない気持ちになったんだった。ちょっとした怖れの気持ちも? ご先祖さまが帰ってきてるという話に信憑性を感じ取ったのかもしれない。
昔は出店もたくさんあったけど、今はおそらく、自治体? 町内会?の有志で運営してくれてる様子のこじんまりと子ども向けの縁日もどき。1000円で、ヨーヨー釣り、スーパーボール掬い、くじ引き、射的の4点セット。3人分購入する。
3人は大盛り上がり。賑やかな3人。縁日の人もニコニコ見守ってくれてる。長男次男が射的で2人協力して景品をゲット。仲良いなぁ。三男がやけに器用だ。スーパーボールもいくつも掬うし、射的もバンバン当てる。絶対、外交的感覚(Se)優位な人だ。羨ましい。
行く前は、めんどくさいとブーブー文句言ってた3人は、帰りは戦利品を手に、口々に来て良かったぁと歩く。寂れた駅前通り、静かで星のよく見える夜を散歩しながら帰る。
ご先祖さまも、今年はやけに賑やかだったなって思ってくれてるかな。
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