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バイクでGOGO西日本②

ハイテクVSローテク

 話を戻して、今回はざっくりバイク旅行ではあるが、予めここだけは行っておきたい、または、この道路だけは通っておきたいというものぐらいは検討をつける。そして、ざっくりその日程で収まるかを考えなくてはならないし、荷物の量や内容も変わってくる。

 そのため、本棚から引っ張り出してきたのは『ツーリングマップル』。バイク乗りの中では『地球の歩き方』ぐらいメジャーな旅行本なのだが、おそらくバイクに乗らない人はまず手にすることはないであろう超絶優秀な道路MAPを中心としたガイド本。

 昨今ではスマホのナビに目的地を入力すれば一番近い道や所要時間からルートを割り出してくれるが、ぶっちゃけこれはマジでつまらない。しかも何を楽しむのかって、普段は行くことがないであろう景色をバイクに乗りながら楽しむのがメインなのに、幹線道を案内されたところで見える景色は、全国どこでもほぼ変わらない。幹線国道の脇には大型資本の全国どこにでもチェーン店が立ち並び、そのラインナップもまた全国統一。

 まあ、現地の人たちが生活をする上では必要不可欠なものなのはわかっているが、ツーリング旅行者の立場からは正直、一番どうでもいい道ということになる。これを回避し、さらにバイクで走ることをメインに走りながら見える景色や途中の食事処、そしてなによりバイクで走る楽しさを理解しているからこその、それぞれの道の説明など、合理化重視のナビゲーションシステムでは不可能な目的地までの道順を自分で選択する楽しさを余すことなく網羅してくれている。

 このようなガイド本をなめるように見つめながら、頭で行きたい場所とその道路順をシュミレーションしていく。こうした面倒くさい時間がまた楽しい。そしてざっくりと流れを決めたら、あとは現地で気の向くままにするのが自分には一番しっくり来る。もし、道に迷ったら迷っただけ、思いも寄らないことがおこってそれがまた自分の旅行に色をつけてくれる。単純なことだが、便利さに頼りすぎて、旅行の本質が見えなくなることが自分にとっては一番虚しい。

 だいたいの目的地やどうしても通っておきたい道などを選定したら、残りは荷物のパッキングだ。荷造りに関して、これはただの僕の考え方でしかないのだが、旅行慣れすればするほど荷物は少なくなり、より快適になる。これはツーリング旅行だけではなく、仕事の出張でも、世界一周でも、トレイルでもすべての旅行は全く一緒。

 はじめのうちはアレヤコレヤと準備したり、そのために沢山のものを買ったりするものだし、気がつけば持ち歩くのが億劫になるだけのヘビーパックが出来上がる。ぶっちゃけ、そうして揃えたものの9割近くが必要なかったりする。極力荷物を減らして、どうしても必要になれば現地で購入すればいい。

 かつて僕の女性の友人がアジア3ヶ月バックパック旅行に出かける際、空港に見送りに行ったときにウエストポーチとファミマの買い物袋しか持っていなかったことがあり驚愕した覚えがある。スーパーセレブが大枚はたいて荷物を一切自分では持たないほどの身分になれば話は別なのかもしれないが、原則的に身軽に慣ればなるほど沢山移動することができるようになるし、余計な気も使わなくていい。

 ということで早速パッキングを開始した。流石に僕の友人のように下着すら持たないなんてことはないし、行ったところで4日間しか無いのでむしろ荷物にならない着替えぐらいは持っていったほうが早い。どうせ荷台に載せたままなのだし。さらに今回は激安ビジネスホテルやゲストハウスなんかを使うつもりで、キャンプなんかはしないから他に必要なのは雨天走行時の防水ジャケットとパンツぐらい。あとは最低限の現金とカード、免許。以上。パッキング終了・・・・・・・・・・・・あっハイテク装備の充電器忘れてた・・・・・・・・・ww

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^

HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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