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バイクでGOGO西日本11

ライダー同士の挨拶「ヤエー」の基準がわからない(-.-;)y-~~~

 素晴らしい眺めを堪能しながら大島を走り、さくっと昼食を済ませた。その後再びフェリー乗り場へ戻ってクーラーの効いた待合室へ。さあ、宿を取ってしまおうと検索した。

 しかし残念ながらどうやら四国は山口ほど宿が安くないようだ。とりあえず明日四国のどのへんを走りたいのかによって、本日の宿の位置が決まってくる。また、本日の明るいうちに出来れば宿までたどり着きたい。ということで四国のマップを広げ、どうしても走っておきたいルートを確認する。

 まず四国カルストは外せない。だけど清流四万十を見ておきたい、さらにできるだけ走っていて気持ちよく、かつ行ったことがないルートをなぞってみる。それによって導き出されてた本日の宿の位置は愛媛県宇和島。このあとフェリーで松山までいって四国の西側の海沿いに下っていく。これに決めた。

 さっそく宇和島の宿を検索した。愛媛県宇和島駅周辺で一番安い宿は、残念ながらビジネスホテルではなく観光ホテルしかなかった。値段も今までで一番高い。とはいえ5000円ぐらいのものなのだが。ゲストハウスも探したが、今回は近隣でヒットしなかった。またおそらく泊まりは明日が最後と考えれば、少し広めのベットでのんびりするのも悪くない。ということで宇和島のホテルを予約しフェリーを待つ。

 フェリーの待合室には僕以外誰もいなかったが、フェリー出港時刻の20分前ぐらいになると、数名の客と数台の車がやってきた。意外とみんな使うんだなと思っているうちに、フェリー到着。僕のバイクを先頭に車もフェリーに積み込んでいく。フェリーの中はここより先に積み込んだトラックやら営業車やらで満車状態であった。

 あれよあれよという間にフェリーは出港。久しぶりに連日走行バイクあるあるの長時間ツーリングによる三角木馬状態でやられていた自分のお尻を休ませてあげることができる。フェリーの上では船室に入らず、立ちっぱなしでやられているお尻を休めながら、潮風を浴びボーッと過ごしていると気がつけば松山に到着していた。

 松山港に出ると、痛いお尻を自愛しながら早速海沿いのルートを南下していく。すると上空でセスナがかなり低空飛行で飛んでいた。何事かと思ったが自分の通っている道が滑走路ギリギリの道で、そこを走っていることに気が付き、しばしバイクを停めて飛行機の発着を眺めていた。この近さで飛行機の真下のお腹の部分を眺めていられるのは珍しい。

 その後再びバイクを走らせ南下していくが街中に突入してしまい、信号機の多さと暑さも相まってイライラが止まらない自分がいた。実になさけない。

 しかし、言い訳になるが、本当に信号機が多すぎて車がまともに進まないのだ。おまけに歩行者はほとんどいないにも関わらず、100mおきぐらいに設置されている。もちろん街中なので歩行者に限らず交差点でもあるので仕方がないのだが、これが10個ぐらい続き、さらにすべての信号に引っかかると流石に辛い、というか嫌がらせにしか感じない。うーん疲れているのだろうか。とても残念な精神状態である。

 とりあえずこれを解消するため、コンビニで甘さたっぷりのコーヒーを飲み一服。心を落ち着かせてみた。せっかくの旅行にイライラなんて邪魔でしか無いし、そんな気持ちで走っていてもまるで楽しくない。まずは気持ちを落ち着かせ、ちょっと休憩。糖を取ったからか、だいぶ気持ちも穏やかに。やっと走り出せる。

 こうして街中を抜け、海岸沿いのルートに入る。このルートは夕日が綺麗で有名らしいが、残念ながらまだ夕日の時間には程遠い。しかし、道幅もよく素晴らしい眺めを見せてくれる快走ルートだった。街中では見なかったライダーたちも数多くすれ違うようになってきていた。

 ここでライダーあるあるの疑問なのだが、ライダー同士すれ違いざまに手を上げ挨拶をすることが多いのだが、なぜか街中の道路ですれ違っても挨拶はしない。さらに妻と二人乗りでタンデムツーリングをしていると挨拶される回数はめっきり減る。また、なぜかハーレーの人たちは挨拶をしないなど正直基準がまったくわからない。テンション高めに挨拶する人もいれば、軽く手を上げてくる人、すれ違い様に頭を下げる人もいる。もちろん対向車なので相手のナンバーもわからないし、なにがどういう基準なのか本当に誰かに教えてほしい。誰か分かる人がいたらコメントよろしくお願いいします(`・ω・´)ゞ。

 さて話は戻ってこのルートを走っていくと四国の最西端に伸びる佐田岬が現れる。ニョキッと九州の大分の方に突き出た岬なのだが、本日の目的地である宇和島に行くのには通常カットするルートになる。でも、人間は不思議なもので先端を目指したくなるもので、釣りをしていれば堤防の先端や岩場の先端へ行きたくなる。また旅行していてもなぜかユーラシア大陸の西の果てポルトガルのロカ岬を目指す。これはいわば人間の性みたいなものなので、とりあえず僕もムラムラするその性にしたがって、全く目的地とは違う佐田岬の先端にある灯台を目指すことにした。

 往復2時間の完全なロスタイムだが、目的はツーリングなのでそんな合理的理性はこの際隅に置いておこう。佐田岬に入る前の時計の時刻は夕方4時半を指していた。2時間の往復と更に宇和島までの1時間で、7時半には宿に入れる。日没が夕方7時なのでギリギリなんとかなるだろうというポンコツな計算を駆使し、一路佐田岬の先端を目指した。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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