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インド人とターバン

インド北部パンジャーブ州アムリトサル 
〜ワガ国境とシク教徒の聖地黄金寺院を旅する妄想旅行計画3

 このアムリトサルにはもう一つの顔がある。それはシク教徒の存在だ。私達日本人がインド人というとカレーと頭にターバンを巻いた人というイメージが強い。実はインドではこのターバンを巻いたシク教徒はインド人口の2%にも満たない。50人に1人である。それなのにも関わらずなぜインド人といえばこの姿を想像してしまうのだろうか。

 その理由は、大英帝国時代のイギリスの軍事政策にあったという説がある。インド人の8割はヒンドゥー教徒であるがヒンドゥー教では通常肉を食べる人は稀だ。つまり基本的に彼らはベジタリアンである。そしてその食生活のためヒンドゥー教の人々は体が小さく、軍人としてはやはり体が屈強な方がいい。したがって大英帝国はシク教徒を多く軍人として採用した。そんな大英帝国はその時代、世界一の植民地を持つ海洋国家であった。こうして大英帝国の軍人となったシク教徒は、世界中の植民地に大英帝国軍の一員として海を渡ったのである。

 こうしてシク教徒を世界中の人が初めて見るインド人として認識し、その姿が植え付けられていったのである。もちろん初めてインド人を見た日本人がインド人イコールターバンと捉えたのは当然のことだろう。

そして次の動画が日本人のインド人のステレオタイプになった( ´Д`)y━・~~

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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