親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメを読んでみた（前半）
40代になっても父親へのイライラに心を奪われそうになる私。
なんでこんなに父親とうまくいかないのか。
もう大人だし離れて暮らしているのだから、会う時だけうまく受け流せば良いと思っていたのだが、、、。
母が他界し、家のことをほぼ母に丸投げだった父が残された。実家に帰る機会が増え、そこには全く受け流せない自分がいた。
これから父とどうやって関わっていくべきか、父親との関係性が、再び私の人生に関わる大問題に引き上げられてしまった。
さて、そんな私が今回手にしたのはこの本。
親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメ 三凛さとし(著)
えっ！「親捨て」ってどういうこと！？
お金がないのも、愛されないのも親のせいなの！？
衝撃的な表紙に惹かれた私。
親との関係性に悩んでいる方がいたら、ぜひ一緒に考え感じてそして共有してみて欲しい。
著者について
三凛さとし氏
ライフコーチで親子関係心理学の専門家で、なんと9万人もの人々を救ってきた。（「目醒めの学校」というオンラインスクールも主催している←なんとも興味深い学校名）
著者自信も父親との折り合いが悪かったが、心理学を学びディマティーニメゾットなる人物のワークに出会い克服することができたという。
父親との関係も、人生もクリアに見渡せるようになり人生が好転したのだという。
何とも心強い体験談ではないか。期待に胸がワクワクしてしますね。
親捨てワークについて
この本では、著者の経験を活かし創り出された、親のブロックを取り去ることに特化した「親捨てワーク」なるものが紹介されている。
この「親捨てワーク」によって多くの方が救われている。
親本人に対して行うワークではなく、本人だけで行えるワークが主体となるため、親が他界している人、会うことが困難な人なども参加できるようだ。
親の悩みを抱える仲間がこんなにいるのか！
「自分の親を『毒親』だったと感じることがありますか?」という問いに、「よくある」「たまにある」と感じた人の割合が男性で61.8％、女性で65.9％にものぼった
なんとまあ、驚きです。SNS上ではネガティブ要素なし！みたいな画像ばかりが流れてくるけど、みんないろんなもの抱えて生きてるんですね。
悩んでるのは私だけではない！いやそれどころではなく、たくさんの人が悩んでいるんだね。
誰にも言えず、自分の心に押し込めてる人もいるかもしれないよね。
自分だけで抱えて生きるって、しんどいだろうな。
「親」が及ぼす影響は想像以上だった
「親ブロック」とは、親の発した言葉や態度から親の価値観や先入観を感じ取ってしまい、それに合わせて自分を制限するようになることを言います。「親ブロック」があると自分の本心を閉じ込めてしまうので、自分の本当の悩みややりたいことがわからなくなります。
「親ブロック」は生きづらささの原因となる。
自分の本心を閉じ込めてしまうので、本当の望みややりたいことがわからなくなるらしい。
自分の心がわからないって怖いことだ。
何をしても満足できず、迷い、悩み、愛せず、受け取れず、認められず、信頼もできず、、、。どこに向かっても、幸せにたどり着けない。そんな気がしてしまう。
そしてなんと、人生の９割は「親との関係」で決まるんですって！！
９割ってほとんどじゃないですか、、、。
「癒されない感情」なるものを持っていると、その結果起こることが、、、
思い当たりすぎる。
例えば
・「すみません」が口癖になっている
・満たされない感じがする
・自分に制限をかけてしまう
・自由になることに罪悪感がある
・お金を計画的に使えない
などなど、、、、他にもたくさん。
本書には一項目ずつ、その理由や事例が書かれていて、「うわぁ～わかる。私もそう。」と首を縦に振り続けてしまいます。
「親ブロック度」チェック
さて、第一章の終わりから第二章始めにかけて「親ブロック度」チェックテストが書かれている。
私の結果は
Aグループ５個 Bグループ５個 計１０個
何と軽度！！
あ、、、思ったより軽い。ハハハハハ。
ちなみに、AとBどちらにチェックが多かったかで、父親、母親どちらとの関係に課題がある可能性が高いかも示されているらしい。
私は同数。父親からのマイナスの影響が大きいと思っていたのに、実は半分は母親の影響だったということか。
これまた驚きの結果となった。
このチェックリストも一項目ずつ詳細が書かれている。
気づかされることばかりだったが、その中の一つ「人間関係が深まらない」という項目に書かれた「自分の欲しい愛情をくれなかった」という言葉に胸が苦しくなった。
そう、人によって愛情の形って違うんだよね。自分が欲しい愛情の形だけにＯＫ出してたら、みんな苦しめ合ってしまうよね。
以前放った父のぶっきらぼうな言葉に、愛情が含まれていることは確かだったよなぁ、、、なんて思い出しちゃったね。
アンパンマンの著者やなせたかし先生が「人生は、よろこばせごっこ」って言ってたな～。良い言葉だな～。
さてさて、
～親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメを読んでみた～
後半へ続く
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