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10代の素敵女子へのコンプレックスはいつまでも引きずるものである


中学時代は、ろくなもんじゃない

先週、中学時代の友人、なみちゃん(仮名)が東京に来たので食事をしました。なみちゃんとは同じクラスでしたが、そこまで仲が良かったわけではなく、10年ほど前に同窓会で再会して意気投合し、それからも機会があれば会っています。大人になって再会した彼女は、単独行動が得意で好奇心旺盛、さばさばした性格のとても面白い人になっていました。

中学時代の思い出話を話しているときに、なみちゃんが
「中学時代、ろくなことなかったわー」
と言ったので、私も思わず、
「そうそう!でも、あのくらいの年代が、みんな一番意地悪じゃない?自分自身も未熟だったしね」
と言い、また意気投合しました。

いまは同窓会でみんなとわいわいやっていますが、中学時代を思い出すと胸がひりひりします。中学生ってそういうお年頃ですよね。
それでも、その混沌とした空間でキラキラ光る「素敵女子」はいました。不器用な私は、彼女たちがとても眩しかったです。


素敵女子へのコンプレックス

なみちゃんと再会して記憶の扉が開いたのか、中学時代の「素敵女子たち」のことを思い出し、さらに、好きだった男の子・Aくんのことを思い出し、しばし悶絶してしまいました。
「Aくん、素敵女子じゃなくて、私に好かれるなんて気の毒だったねー、がっかりしただろうなあ」
なんて考えながら、ベッドでのたうち回っていました。

中学時代の「素敵女子」へのコンプレックスは根強いものです。
私も二十歳前後になると「イケてる女子」として扱ってもらえることもありましたが、それではこの思春期のコンプレックスは払拭できないようです。

でも、よくよく考えてみたら、私が気にしているのは、自分が「素敵女子」でなかったことではないんですね。
自分が好きだった人に、
「素敵女子ではなく、あんずに好かれて残念だった」
と思われていなかっただろうか?ということなんですよね。
Aくんにも好きな人がいたことは知っています。同じクラスだったときに、Aくんの友人・Cくんが、
「Aの好きなヤツ、俺が思ったとおりだったー」
と言っていたのを聞いたので。私はAくんのことが好きだったので、耳ダンボになってましたよ(笑)。
もし「素敵女子」のことが好きだったとしたら、言い寄ってきたのが私で気の毒だわ。ごめんなさい。


二十歳の私は、それなりにキラキラだったはずなのでどうか許してほしい

何度か書いていますが、初恋の人・Aくんとは、二十歳の同窓会で再会しました。私は、彼に避けられると思って自分からは近づかなかったのですが、彼から近づいてきて、二次会以降、ずっと私のそばにいました。
私は彼に「振られた」と認識していましたが、それは私の思い過ごしで、彼は中学時代から私のことが好きだったのか、それとも再会して「ちょっと惜しいことをしたな」と思ったのか、それはわかりません。
もし後者であれば、彼が好きだった人は同窓会にいなかったのでしょう。好きだった人と再会していたら、好きでもなかった女子を三次会、四次会まで追いかける気にはならないことでしょう(笑)。

二十歳の私は、そのお年頃の女子の例に漏れず、それなりにキラキラだったと自負しています。
スカウトされてエキストラやキャンペーンガールをやったこともあるので、客観的にも、まあまあの見た目だったはずです。東京デビューしたばかりで浮かれていましたので、飲み会でのノリも良かった。

中学時代の私はともかく、二十歳の私は、同世代の男の子に
「こいつに好かれても残念」
と思われるような女子ではなかったと思うので、どうか許していただきたいです(爆)。


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