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サークルをやめたときのことを思い出した

サークルをやめたときのこと

大学に入ってすぐに、あるスポーツサークルのマネージャーになった。特に興味があったわけではなく、見学や新歓コンパに行くうちに先輩や同期と仲良くなり、そのまま入部した。
最初は楽しかった。しかし、秋ごろからちょっと楽しさが半減してきた。理由はちょっとした人間関係のもつれである。いま思えばたいしたことはないが、未熟な大学1年生には大問題であった。そして、それを我慢してまでサークルを最優先する理由は思い当たらず、少しずつサークルから足が遠のいていった。
飲み会から早々に帰るようになり、次は合宿を休んだ。
退部を決めたのは、この合宿のあとである。
合宿に行かないと同期の女子に告げたときに、
「じゃあ、あんずのいない間に同期みんなで仲良くなっちゃおー」
と言われたのだが、この子のことが好きじゃなかったので(苦笑)「うざっ!」と思った。
次に、女性の先輩から
「合宿に来なかったねー。うちのサークルのことどうでもいいと思ってる?」
と言われた。マネージャーの人数がやたら多いサークルだったので、参加しているマネージャーの方が少ないのに、どうして私だけこんなことを言われなくてはならないのだ。非常に不本意であった。これからも合宿に行くつもりはないけど、行かなかったら嫌味を言われると思うとうんざりして、退部することを決めた。
マネージャーには幽霊部員が多かったので、退部届を出す必要はなかったのだが、すっきりしたくて、主将(男子の先輩)に電話で申し出た。なので、筋は通している。


気に病む必要はない

その後、他のサークルに入ってそこは卒業まで続けたが、このサークルをやめたことは引っかかっていた。なんだか悪いことしたような気持ちにもなっていた。
でも、幽霊部員にならずにちゃんと手続きを踏んでやめたし、学校周辺でサークルの人と会ったときには挨拶をしていた。すれ違いざまに
「おお!」
と手を振ったりするくらいだけどね。
中には私を良く思わない人もいたと思うけど、笑顔で話してくれる人が何人もいたので、すごい悪評が立っていたとかではないと思う。
ライバルチームのマネージャーになるのはちょっとアレだけど、そういうわけではない。他のスポーツをみずからやることを選んだ。マネージャーだけだったら、就活で「ガクチカ」話せなかったわ。まあ、就活では、サークルの話がウケたことはなかったけどさ(苦笑)。
他人からどう記憶されているかはわからないけど、もう気に病む必要はないと決めた。

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