心が重くなったよnote 2


 
 睡眠の話しをしようと思う。

 夜、布団に入っても眠れないことが多かった。
 夢見が悪いことなんてよくあって、時間としてたくさん寝ても眠った気がしなくてお昼に眠くなる日々。
 寝れば疲れは取れるなんて10代限定だろう。

 世の中には冷え症だとか上手く眠るポジションが取れないとか考え事をしてしまうとか、眠るときの悩みは人それぞれあるようで私も悩みはたくさん。

 私は眠るときにたくさん考え事をしてしまったり、布団に入ってから何時間も眠れないことが悩みである。特に考え事をしなくても寝付けないことを考えてしまったりして結局寝れないループに入ってしまう。


 眠れないのは10代の時からでそれでも「2時間は寝れたかー」という目視する時計の僅な進み具合でも確認できれば体は楽だった。
 20後半くらいからさすがにそうはいかなくなってきた。数時間寝たという事実があっても、本当に寝たのか?と感じるほど疲れが取れなくなった。

 そして大台、30を目前にこの感覚は間違いなくはっきりとある。

 眠れていない、という感覚がしっかり脳にも体にもある。


 この1年、自身の体の衰えを感じるようになった。

 ビタミン剤を飲んで眠ればニキビが小さくなっていたり治っていた皮膚は、少しのくすみも気になるほど透明感みたいなものを隠してしまいニキビの類いはなかなか治らない。
 漢方を1つ飲めば落ち着いた体のトラブルはもう1つでは収まりきらず複数を併用し苦味に耐える日々。
 栄養ドリンク剤1本飲んで昨日の疲れを吹っ飛ばしてスッキリできていた体は、もうここにはない。

 老化というと大袈裟と言われる。
 30にもなってないのに、と。

 いや29も30もそんな違いないで?ほんの12ヶ月よ。
 それに10代のときに比べて、20代のときに比べて、衰えているという話なのでね大袈裟とか他の人に言われるとちょっと嫌だよねー。
 私にとっては深刻。

 40代の人の言う老化が60代の人にとってまだその年齢でしょ?となるようなもんで、先に進んでる人たちは自分の衰えを一番深刻と思いすぎなんですよ。

 何歳であろうとも、衰えるんだよ!!


 まぁ、そういう感じです。


 そんな感じで眠れないことがより深刻になり、この1年色々試行錯誤した。
 まず簡単に始められることや取り入れやすそうかことから挑戦することにした。


 一番最初に取り入れたのは、音楽だった。


 微かな音でも起きてしまったり、気になってしまって眠れなかったりする。
 冷蔵庫を乱雑に開閉する音やゴミ箱を閉める音、笑い声や鼻をすする音。生活音ですら耳障りに感じるほど音から受けるストレスがこの1年は特に大きく感じた。(今も感じている。)

 耳栓を試したことはある。ドラッグストアに売ってる温かくなるやつだ。
 あれは温かくなって気持ちが良くて耳栓も出来て眠りやすくなるなんて!と喜んだけど、暑くなってしまって年中使えないなとなった。

 そこで普通に音楽を聴いて眠ることにした。
 好きなアーティストの曲をランダムで聴いた。
 音量は最小。
 ほんの少しの生活音を遮れて、気持ちは凄く落ち着いた。

 まぁ、ほんの少しの生活音を超えるとんでもない生活音を出す人間ってのは必ずいるので、最小の音楽なんてのもは簡単に突破される。
 結局、どんな音楽を聴いてもダメだった。
 ロック、J-POP、クラシック、ジャズやラテン、何を聴いても突き抜けてくる生活音。

 この生活音はどうにかしてもらえないので、早く寝るくらいしか案がなくとにかく早く布団に着いた。

 そして、睡眠導入音楽(ヒーリングミュージック)を試してみることにした。

 睡眠導入音楽(ヒーリングミュージック)の効果は絶大だった。
 YouTubeやサブスクで色んな曲を試したが、かなり眠れる。早く寝れる。ほんと、導入。

 でも、物によっては全くダメだった。
 私にはなんとか波とか周波数がどうみたいなやつは不安にかられるような音に聞こえて気持ちが落ち着かず、全く眠れなかった。
 自分の気持ちを不安にしないような音を探すのに苦労した。
 波の音や焚き火の音という自然の音が良いと見つけてそれも試したが、自然の音は落ち着くけど眠れはしなかった。

 結果、睡眠導入音楽もかなり苦戦し音楽に頼るのを辞めることにした。

 でも耳は塞ぎたいのでクッションで耳を塞ぎながら眠りにつく日々。
 さすがに今年のこの猛暑にそれを続けるのは無理だった…。

 夏の生活音はたまらなかった。
 暑くてイライラするのもあるが、クーラーの風が苦手なこともあってタイマーで切るようにするのに点けるやつがいるのだ。

 挙げ句、この生活音の元凶の人間は夏場に麺を必ず食べるのでその啜る音がうるさいのだ。
 そんなに啜るん下手なん?食うのやめたら?って思うくらいに何も吸えてないような音を出すそいつ。

 まぁ、この家を出ればその音と離れられるのだけどなかなかそうはいかず。

 耳栓を突き抜ける麺を啜る音。最早これはゴミの詰まった掃除機の音。


 夏はどうこの生活音を遮るか苦労した。
 とりあえず顔をクッションで押さえて足には布団を掛けない手法を取り入れたが、暑い。

  アイマスクも暑くて直ぐに外してしまうし、氷枕は直ぐに溶けてしまう。


 全てを夏のせいにして、我慢した。


 そして、ついに季節は秋を過ぎてしまって冬になる頃に出会ってしまった。

 究極のパジャマに。



 商品を紹介してもいいのかわからないので、ひとまずパジャマについてはまた次の回に。



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