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若年性レビーの初心者家族③

死にたい話

若干生々しい部分があります。ご注意ください。

精神保健福祉相談のあと、冷静に話しが出来そうになったので仲の良い友人のひとりに話しを打ち明けました。友人には、何もしなくていい、何も言わなくて良い、なにかして欲しい訳じゃなくてただ聞いてほしい、と前置きをしてその時の状況を話しました。
とはいえやはりとても気を遣わせましたが、それに甘えさせてもらいました。
これまで夫の病気を知る人はほぼ病院関係者の方だけでしたので、みなさんまず夫の心配をしてくれて、ご家族の事も心配していますと声をかけてくださっていました。気遣っていただいてありがたいことなのですが、しかしこの友人は何よりもまず私のことを心配してくれました。他の人たちとは違う私への気遣いがとてもありがたかったです。こんな友人がいてくれる事に本当に感謝です。


行政、家族、友人の支えにも関わらず、私自身の精神状態は良くはありませんでした。
死のうと思う時期とすこし落ち着く時期を繰り返し、特にPMSによる落ち込みは以前からひどかったため婦人科を受診し通いはじめました。
ピルを飲み始めましたがその効果を確認する間もなく、落ち着いた時期の隙に心療内科のお世話になる事にしました。

本当に死にたい時期には病院へ通う気にはなりませんでした。誰かに「死にたい」と相談する事もありません。死にたいのですから止められたくありません。まして誰かに相談などすれば相手に私の死を背負わせるだけです。
死に方をいくつか調べました。首つり、服毒、失血、飛び込み、ガス中毒などなど。確実性の高い死に方だとか、身近にある毒になる物だとか。最低限家族に迷惑をかけないように死ぬには飛び込みや自宅での実行はダメだろうとか。
死に方を決めて必要な物をピックアップして。

具体的に準備へ向かって行った頃、死ぬ考えが落ち着いた時期に隙をみて心療内科の予約をとりました。
心療内科を受診した際にも死にたいとは言いませんでした。


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