【変な言い方から自分を守る対策】
コミュケーションは「中身」も重要ですが、「言い方」の方が更に重要です。「言い方」を誤ってしまうと、「中身」が台無しになります。
物事をよくするために、コミュケーションをしているのに、変な言い方をされて詰められることはありませんか?
そんな人は、自分の意見を押し通すことが目的となってしまっています。根源となっているものは、「偏った常識」「プライド」「執着」です。
こちらが何を言おうが、相手は勝ち負け思考になってしまており、何を言っても通用しません。相手にするだけ体力と時間の無駄です。関わらない方が得策でしょう。
ですが、職場の人だと相手にしない訳にはいきません。だからと言って、まともに相手しても時間と体力の無駄です。
本記事では、変な言い方をする人から自分を守り、受け流すことができる言い返す対策を紹介いたします。さらに、変な言い方は無意識にしてしまう場合もあります。自分自身がやってしまわない対策を合わせて紹介いたします。
変な言い方9選
まず、変な言い方の代表作はこちらです。
変な言い方に泣き寝入りすることはありません。黙ったままにしてしまうと、相手は自分の言い方が正しいと思い、さらに調子に乗ってしまいます。では、対策を紹介していきます。
①揚げ足取り論
話の本質と関係のないことを引き出して、相手を非難する話し方です。強引に言い返せるところを見つけて反論してきます。最終的には何のことを話しているのかを見失わせます。
などです。言っていることは間違っていはいませんが、言うタイミングは間違えていることがほとんどです。
対策
あれこれ言わず、すり替えられたことについては、素直に認めましょう。認めた後で、本来の論点に戻しましょう。「今は話している論点は〇〇です」と見失わせてはいけません。私は認めたので、話を聞いてくださいといスタンツで続けましょう。
②お前だって論
揚げ足取り論にちかい話し方です。「あの人だって」「みんなだって」も同じで、第三者を引き合いに出して、責任を逃れようとしています。言われるがまますると、対象者をすり替えられてしまいます。
対策
詰めている訳ではないというニュアンスを加えながら話ましょう。その上で、「今はあなたのこと話しています」ということを明確に伝えましょう。他の人も同じだからと言って、論点をズラされてはいけません。
③見当違い論
質問に対して、いいようにねじ曲げて違うこと返答する話し方です。国会の質疑応答や面接でも、よく見られます。質問の本質をあやふやにして、自分の欠点やマズいことを隠そうとする時にする話し方です。
対策
自分が何を質問しているのかを明確にしておきましょう。返しが長いと質問者もゴマかされます。相手の返答を復唱して確認したりましょう。それでも誤魔化そうとするのであれば、選択肢を与えて解答を限定して質問をやり直すのアリです。
④同情利用論
「辛かった」「仕方なかった」「〇〇のため」と感情に訴えかけてくる言い方です。人はネガティブな感情に反応しやく反論させにくいこと利用しています。
対策
事情や感情は人それぞれで否定できないことの方が多いので、認めて上げて配慮したしましょう。行った上で「事実」に話を論点に戻しましょう。事情や感情を汲み取ってあげると、話を聞いてもらいやすくなります。
⑤伝統や新しさに訴える論
これまでの伝統や新しいもことを引き出して、時代や世界の雰囲気を出してマウントを取ろうとする言い方です。
などです。人は伝統や新しいものに意識が引っ張られやすい特徴を利用した言い方です。
対策
古いものが駄目で、新しいものが良いとい訳ではありません。逆も同じことが言えます。それぞれに良し悪しがありますので、しっかり精査して判断することが大切です。なので、根拠や理由を明確にさせ、実施することでどうなるかも問うようにしましょう。
⑥レッテル貼り論
人や物事を一括りにする言い方です。レッテルを貼るのは、考えずに楽に決めつけることができるからです。思考をサボっています。
などです。ただの決めつけです。その人や物事も冷静に見ているとは言えません。
対策
理由は雑な抽象化がほとんどですので、「具体的にどこがですか?」と問うようにしましょう。内容が出てこない場合は冷静に見えてないということです。
⑦誤った二択論
〇か×、0か10、黒か白、など両極端な二択を持ち込んだ言い方です。そんな単純な二択で決められるものはありませんし、そもそも提示した二択が誤っている場合もあります。単純化して追い込もうとしていることが考えられます。
対策
他の選択肢をと問うようにしましょう。本質は二択の間のバランスだったりするので、こちらで折り合いのついた新しい選択肢を提案してするのも有りです。
⑧エビデンス論
人は自分が感じたことや経験がすべてと思い込みがちです。わからないことに関しては不安を感じやすく、強引にエビデンスを求めてきます。どうにかして自分の意見や知見を押しとうそうとするときにする言い方です。
対策
相手が知らないことや経験がないことに対しては、情報やデータでで提示するようにしましょう。そうすれば、相手はイメージしやすく話を聞いてくれるかもしれません。
ですが、新しいことや事実でないことはエビデンスを証明できない場合もあります。すべてにおいてエビデンスが用意できないで、「どのようなエビデンスを求めているか?」とハッキリさせてもらいましょう。
⑨権威論
肩書きや立場のある人も同じことを言っていたという言い方です。
ひどい場合だと、唯一の根拠や理由にして言い通そうとする、最も無責任と言えます。自分の力ではどうすることもできないが、どうにかして説得したい時の最終手段です。
対策
自分の意見ではないのに、マウントを取ろうという言い方は卑怯以外ありません。言い返しはシンプルです。「だから?あなたはどう思いますか?」と相手自身の意見をハッキリさせましょう。
変な言い方をしないために
冒頭でも説明した通り、根源は「偏った常識」「プライド」「執着」です。相手にあると言うことは自分自身にもあると考えられます。感情が入り過ぎてしまうと、同じようなこと言いかねなません。自分のことを疑うことも必要です。
ブレることは悪ではない。
ブレないことが重要だと考えがちですが、一概に良いことばかりでもありません。多様性や時代が変わりやすいので、考え方や意見が変わっても問題ありません。ガチガチに固まってしまうことは危険です。ですので、ブレることは悪ではない。時には必要ぐらいの意識は忘れずしまょう。
知識や情報を取り入れる
人と話して、本を読む、などして積極的に知識や情報を取り入れるようにしましょう。知識や情報は生物と同じで、時間が経てば腐ります。アンテナを貼り取り入れることが重要です。好みのものばかりではなく、これまで興味がない分野などにも手を出すと、さらに良いです。
様々な側面を見て、偏見をなくす
情報を取り入れた、自分なり意味や背景まで考えてみましょう。一方的な見方ばかりだと、偏見にも繋がり一つの考え方しかできなくなります。取り入れた情報を、様々な角度から見て新しい側面を発見しましょう。違う人や情報になりっきて見れば、想像以上に気づきが増えます。
まとめ
変な言い方をする人は相手にしたくないところですが、現実はそうはいきません。嫌味な言い方から自分を守り、都合よくされないために、紹介した対策を活用してみてください。
さらに、自分自身が凝り固まって、つまらない「偏った常識」「プライド」「執着」に支配されないためにも、自分を疑い、情報エオ取り入れて、様々な見方をできるようにしておきましょう。
仕事や人間関係の質が変わり、暮らしの充実にも繋がるはずです。
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