事業責任者が語る「revii(リービー)」が目指す最高のチームって何?
皆様はじめまして。株式会社ZENKIGENの曽良(かつら)と申します。
「revii (リービー)」というプロダクトを通して、世界中に最高のチームを増やすということにチャレンジをしています。
最高のチームを増やす。なんとなくイメージは付くものの、非常にアバウトかつ抽象度が高いチャレンジの目標だと自分でも思います。
ということで、何のために?どうやって?っていうのをつらつらと自身の決意表明的に書き残しておこうかと思っております。よろしければお付き合いください。
その前にまずZENKIGENってなんだ?
っていうことですが、漢字で書くと全機現となります。全ての機能を現すという意味の禅の言葉だそうです。「明日自分が死ぬとしても、今日それをやるのか?」Jobsも言っていたこの思想です。
人が活き活きと自分の能力をフルに使って、やるべきと決めたことに夢中になるってことなんじゃないかと僕は思っています。
僕らの会社はAIとテクノロジーを通じて人と企業を全機現させるというのをビジョンに掲げて採用という領域から職場での活躍までを今は事業ドメインに据えて事業を展開しています。
その中で職場での全機現を実現するための事業を進めているのが僕の立ち位置です。改めてよろしくお願いいたします。
さて、こんなことわざがあります。
「早く行きたければ1人で行け。遠くに行きたければ皆で行け。」
最近だと、岸田首相も言ってましたね。人は1人じゃ大きなことは成し遂げられないよね。ってことなんだと思います。だからチームっていうものを作って何か大きなことを成し遂げようとするんだと理解しています。
でもふと思います。チームだと早く行けないんだっけ?チームで動くこととスピードってトレードオフなのか?もしこのトレードオフだと皆が思っているものが取っ払われたらどうでしょう?
早く行くのも、遠くに行くのもいつもチームの方が強い。ってことです。なんか良さそうですよね。
ちょっとここで僕の事も少し話します。
僕自身は、今まで数回転職をしているのですが、基本的には事業開発を中心にやってきています。新しい事業を作ってみたり、新規のサービスを開発してみたり、新商品の企画をしてみたり、何かと「新しい」ものに飛びついてきたこともあって、(個人的にはマネジメントみたいなものに強い興味があったわけではないのですが、)必然的にチームを作ったり、チームを運営するみたいなことをさせて頂いています。
当然数え切れないほど失敗もあって、僕の直上司に不平不満を密告されたり、メンバーに3ヶ月口聞いてもらえなかったり、もっと建設的に議論がしたいとバランスボールでピョンピョンしてるメンバーに言われてみたり・・・
僕自身は新しいことがやりたい。面白そうだからやるというメンタリティだったし、事業を興し始める瞬間は1人で快適かつスピーディーにやっていたのが、チームを作ってどこかに行こうとすると、急に色んな事が起きるわけです。その中で人間関係がこじれて10円ハゲが出来たり眠れなくなったりもする。
そんな中でいくつか学んだこともあります。
-それでも1人だとやっぱり何も出来ない。つまり僕が出来ないことを皆が出来るってことです。
-でも実は、チームの皆もやっぱり1人では何も出来ない。チームとして動かすためにはマネジメントやリーダーシップが必要なんだということ。
-事業が目指している世界や作り出している環境に共感するから人は動く。僕に力を貸すのではなく、その目指す先や目指すプロセスに魅力があるから動くんだということ。
-全員生い立ちや考え方が違い、全部違う1人の人間であり、正義があり、誰も間違っていないこと。
-マネージメントはそのチームで一番優秀な人がやるということではなくて、マネジメントが上手な人がやれば良くて、マネージャーなんて役職になんか意味があるわけではないこと。
-人は教えてもらうことで成長をするのではなくて、やりたいことをやるために学ぶから成長するんだっていうこと。
そんな失敗や学びを繰り返していく中で、今まで僕がやりたいことを実現するためにやらせるという関係から、皆で皆が実現したい世界を目指す仲間という関係を作ることが重要なんじゃないかと意識するようになりました。
ということで、
新しいチームで色んなことを試してみたことがあります。
-(会社とは別に)事業としてビジョン・ミッション・バリューを決めるし、(会社の評価基準と別に)評価基準も勝手に作ってチームに公開する。
-やらないことをOBゾーンとして決めて公開する。
-僕らのチームの輪郭を正しくするために、どんな人をどんな時に採用するべきなのか?しないべきなのか?どういう理由で人を採用するのか?を明文化して公開する
-常に何のためにやるのか?どうしたいのか?のWillをしつこく話す。
-チーム全員で集まって、目標設定をしたり、評価面談をして、全部公開する。
-隔週でチーム全員で改善点をKPTで実施して、実際に改善を回す
要は僕の脳内に組み込まれている意思決定の基準や考え方のフォーマットをVisionに合わせながら全部明文化して公開してみたりしてました。
そんなことをしていると、開発のメンバーも、「かつらの企画はVisionとずれているよね。」とか、「こういうVisionに向かっているんだったら、僕らがやるべきなのは、こういう企画なんじゃない?」とか部門や役割を超えた議論が闊達に意見交換されるようになっていきました。結果として僕が何をやるべき!とかそこはこうじゃない?とかの指摘が不要で勝手に考えて勝手に動く一つの生命体の様に動いていっている実感を得ることが出来ました。
つまり皆で行っても早く行けるようになった。ってことだと思っています。
実際そのチームで展開した事業は外部環境も相まって結果は難しかったというオチがありつつも、学びも成長機会も絆的なものも今までと比べ物にならないものになったと思っています。
チームの良し悪しがアウトプットの良し悪しを決めるし、幸せも成長も決めるんじゃないかと強く思いました。
そして、とある飲料メーカーも言ってましたが、世界は誰かの仕事で出来ているのです。
ということで、メンバー全員がやりがいを持って言いたいことを言いあえて、自走できるチームが世界に溢れかえれば、世界には最高の仕事が溢れて、もっともっと世界は良くなるのではないかと思ってプロダクトを作っています。
さいごに
我々が作っているAIプロダクト「revii(リービー)」は、マネージャーとメンバーの関係値や、その関係値を作り出すマネジメントを定量化し、全マネージャーが自身のチームを最高の状態にすることをサポート出来るようなツールを目指しています。
細かい機能とか、何が出来るんだとか、とはいえの相性の問題とか、いろいろなことはあるのですが、それは今後に譲るとして、今回はまず思想や想いを書き連ねてみました。
よかったら使ってみて下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。
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