見出し画像

【20代女子が注目】2023秋冬に行きたい都内の展覧会(11/8更新)

どうも閲覧ありがとうございます、
休日博物館フォトグラファーのもも🍑です。

今回は、2023年の秋冬にぴったりな展覧会を
注目度とその理由を含めて紹介します。

ピックアップした美術館(展覧会)については、比較的初心者~数回美術館に行ったことがある位のかたにも分かりやすいことを目指し、印象派から立体作品の工芸品、着物や春画と言った浮世絵などを中心に、やや主観的な情報付きにはなりますがピックアップしてみました。

作品自体の感想ではなく、行く際の決め手や自分だったらこういうところが展覧会前にわかると嬉しいと思う情報を(備忘録をかねて)紹介します。

また、秋の夜長にぴったりな夜間開館情報も逐一、追記していく予定です。(2023年10月30日時点)



モネ 連作の情景@上野の森美術館(上野) ★★☆

2023年10月20日(金)~2024年01月28日(日)
※休館日:2023年12月31日(日)、2024年1月1日(月・祝)
※日時指定予約 推奨


開館時間 9:00~17:00
※毎週金・土・祝日は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで

公式サイトより

(HPより)
印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。
中略
“100%モネ”の贅沢な展覧会です。海外30館以上を含む、国内外40館以上から集められた代表作を堪能できる、またとない機会となります。

モネ100%とのことでモネ以外ないという、最近流行りの美術館展のような有名どころが2,3点であとは縁のある作家の作品を持ってくるような形式ではないようです。

個人的には、土日や夜間開館に訪れるのなら上野の森美術館から徒歩3分ほどの国立西洋美術館もおすすめです。大人500円で予約なしで入場可能な常設展にて、モネの作品が9点もあり、夜間開館もしているので、混雑が苦手な方ならこちらもいかがでしょうか。今年度は年間パスポートもありますので、上野によく行くようなら、こちらの購入もお得です。

モネ「舟遊び」@国立西洋美術館


国立西洋美術館の年間パスポートについてはこちら↓



【鑑賞済】イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル@国立新美術館(乃木坂) ★★★

2023年9月20日(水) ~ 2023年12月11日(月)
※毎週火曜日休館

開館時間
 10:00~18:00 
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで


観覧料(税込)

一般 2,300円、大学生 1,500円、高校生 900円
※中学生以下(学生証または年齢の分かるものが必要)は入場無料

感想等
最近の回顧展と言えば、チケットの入手が困難なほど人気であったディオール展が話題でしたが、そのディオールに在籍し、ディオール急逝後の後継者として指名されたのが今回の大回顧展の主役、「モードの帝王」と呼ばれたイヴ・サンローランです。

観賞後の感想として、モードというよりは派手めなルックが多かった印象です。写真撮影したいルックもありましたが、撮影不可ゾーンが基本でしたので、図録を買うか迷いました。


混み具合については土曜日17時以降の夜間開館でしたが、平日の昼間より少し混んでいるかなといった程度でした。
ちなみに、乃木坂側のチケット売場には「会場内は大変混雑しています」という表示がありました。

また、今回は久々に音声ガイドを借りてみました。スマフォ版もありましたが、イヤフォンを持っておらず、会場貸し出し機を利用しました。声優の津田健次郎さんの解説で、イヴ・サンローランの世界観に浸ることができました。

グッズ数は、ポストカードや図録、キーホルダーといったものが10点前後あり、規模にしては少なく感じました。


モンドリアンルック



超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA@三井記念美術館(三越前) ★★☆


2023/9/12(火)〜11/26(日)

開館時間 10:00〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
※月曜日休館(但し9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)


入館料
一般 1,500(1,300)円
大学・高校生 1,000(900)円
中学生以下 無料

※70歳以上の方は1,200円となります。(要証明)
※20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります。
※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2回目以降は( )内割引料金となります。
※サントリー美術館「激動の時代 幕末明治の絵師たち」展との相互割引あり
※HPに割引チケットあり


(HPより引用)

本展では、金属、木、陶磁、漆、ガラス、紙など様々な素材を用い、孤独な環境の中、自らに信じられないほどの負荷をかけ、アスリートのような鍛錬を実践している現代作家17名の作品、64点を紹介します。いずれも単に技巧を駆使するだけでなく、「超絶技巧プラスα」の美意識と並外れたインテリジェンスに裏打ちされた作品をセレクトしました。
また超絶技巧のルーツでもある七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸57点もあわせて展覧します。

純粋に白い花の木彫りを見てみたいです。



ゴッホと静物画―伝統から革新へ@SOMPO美術館(新宿等) ★☆☆


2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日)

※日時指定予約推奨
※月曜日休館(ただし1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)

開館時間 10時~18時
※11月17日(金)と12月8日(金)は20時まで
※最終入場は閉館30分前まで

公式HPより


「国内外25か所からの出展作品全69点のうち、25点がゴッホによる油彩画」「名だたる画家たち(クラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなど)の静物画とともにゴッホを紹介」

とのことですので、行きたい優先度的には低いです。
もしも偶然、誰かからチケットが余っているなどで誘われたら見に行くかもしれません。



装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術@東京都庭園美術館(白金台、目黒) ★☆☆

2023年9月23日 (土)~12月 10日 (日)
※月曜日休館
※10月10日(火)、10月9日(月・祝)は開館

開館時間 10時 〜 18時
※11月17日(金)、18日(土)、24日(金)、25日(土)、12月1日(金)、2日(土)は夜間開館のため夜20:00まで開館(入館は19:30まで)
※入館は閉館の30分前まで

観覧料
一般 1,400円 (1,120円)
大学生 1,120円 (890円)
中学生・高校生 700円 (560円)
65歳以上 700円 (560円)
※( )内は20名以上の団体料金
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料

(HPより引用)
本展では、博覧会を中心とした両大戦間期のフランスの近代庭園を巡る動向に着目し、古典主義・エキゾティシズム・キュビスム的要素を取り入れて展開していった様について、絵画や彫刻、工芸、版画、写真、文献資料等、約120点の作品からご紹介します。本展を通して、当館建築の装飾や空間自体についてのより一層の理解を深めることを目指します。

今まで庭園美術館自体の展覧会には何度か行ったことがありますが今回はちょっとマニアックに思えます。
ぐるっとパス利用が可能なので、元を取るために行きたいです。



杉本博司 本歌取り 東下り@渋谷区立松濤美術館 ★★★

2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)
※前期:9月16日(土)~10月15日(日) 
※後期:10月17日(火)~11月12日(日)
※会期中、一部展示替えあり
※月曜日休館(ただし、9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)

特別展期間中:午前10時~午後6時
※金曜のみ午後8時まで
※最終入館はいずれも閉館30分前まで

入館料 
一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、
高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円(80円)
※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料 
※障がい者及び付添の方1名は無料
※入館料のお支払いは現金のみとなっております。

(HPより)
杉本博司(1948~)は、和歌の伝統技法「本歌取り」を日本文化の本質的営みと捉え自身の作品制作に援用し、2022年に姫路市立美術館でこのコンセプトのもとに「本歌取り」展として作品を集結させました。
中略
現代の作品が古典作品と同調と交錯を繰り返し、写真にとどまらず、書、工芸、建築、芸能をも包み込む杉本の世界とその進化の過程をご覧ください。

杉本博司の作品は、江ノ浦測候所や「海景」シリーズ等を見たことがあります。独特の世界観について個人的には好きなため、★★☆としています。
こちらもぐるっとパス利用で伺いたいと思っています。


開館20周年記念展コスチュームジュエリー美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール小瀧千佐子コレクションより@パナソニック汐留美術館(汐留) ★★☆

2023年10月7日(土)〜 12月17日(日)


開館時間 午前10時~午後6時
※ご入館は午後5時30分まで
※11月10日(金)、12月1日(金)、12月15日(金)、16日(土)は夜間開館 午後8時まで開館(ご入館は午後7時30分まで)
※水曜日休館(ただし12月13日は開館)

入館料
一般:1,200円、65歳以上:1,100円、大学生・高校生:700円、中学生以下:無料 

(HPより引用)
20世紀はじめ、ポール・ポワレが嚆矢となり、シャネルによって広く普及したコスチュームジュエリー。宝石や貴金属といった素材の既成概念から解放され、優れたデザインや衣服との組合せの魅力によりパリのモード界では不可欠の要素となり、 やがてアメリカへも伝わりました。本展はコスチュームジュエリーの展開を包括的にご紹介する日本初の展覧会です。国内随一のコレクションから、400点を超える作例をご紹介するとともに、各デザイナーが生み出したそれぞれの様式美を探ります。

こちらもぐるっとパス利用ができます。

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび―受け継ぐ美―」@皇居三の丸尚蔵館(大手町) ★☆☆

令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜令和6年(2023)6月23日(日)
※12月25日(月)〜1月3日(水)および展示替え期間・その他諸事情により、臨時に休館する場合があります

開館時間 午前9時30分〜午後5時
※入館は閉館30分前まで
※11月7日(火)は午後4時に閉館
※月曜日休館(ただし月曜が祝日または休日の場合は開館し、翌平日休館)

入館料 一般1,000円、大学生500円

※「皇室のみやび」展の展覧会図録と一般入館料がセットになった「図録(みやび展)付きチケット」(2,500 円)も販売。その他、解説付きの鑑賞チケットも提供予定(詳細は後日掲載)
※高校生以下及び満18 歳未満、満70 歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、運転免許証、マイナンバーカードなど)をご提示ください。
※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者各1 名は無料。
※事前に日時指定予約をお願いします。
※無料入館対象の方、割引入館対象の方もご予約が必要です。
ただし、障がい者手帳等をお持ちのご本人および介護者各1 名のご予約は不要です。


(HPより引用)

本展は、今年11月に開館30年を迎える三の丸尚蔵館が、令和という新たな時代に、装いを新たに「皇居三の丸尚蔵館」として開館することを記念して開催するものです。約8か月にわたって開催する本展では、「皇室のみやび」をテーマに、当館を代表する多種多彩な収蔵品を4期に分けて展示します。これらは、いずれも皇室に受け継がれてきた貴重な品々ばかりです。長い歴史と伝統の中で培われてきた皇室と文化の関わり、そしてその美に触れていただければ幸いです。


会期が四期ありますが、

国宝・伊藤若冲
《動植綵絵どうしょくさいえ》

全30幅のうち12幅を
第1期と第4期に分けて公開!
(HPより引用)


とのことなので、行くとしたら一期目の「三の丸尚蔵館の国宝」(令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜12月24日(日))に行きたいと思っています。年間パスポートがあったらいいのに……


アンティーク着物の魅力再発見! 「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展@弥生美術館(根津) ★★☆

2023年9月30日(土)~12月24日(日)


開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
※月曜日休館 
※10/9(月・祝) 開館、翌10日(火) 休館
※11/14日(火) 中間展示替えのため臨時休館


料金
一般 1000円 大・高生 900円 中・小生 500円 
*竹久夢二美術館と2館併せてご覧いただけます

(HPより)
アンティーク着物ブームの牽引役として登場した〈銘仙〉(めいせん)。大正から昭和初期に女学生を中心に大流行した着物ですが、現代の着物にはない斬新な色柄が多く、胸ときめきわくわくさせられます。
本展では、銘仙蒐集家・研究家である桐生正子氏の約600点のコレクションから選び抜いた約60点の銘仙を紹介。着物スタイリストの大野らふ氏のコーディネートでお届けします。



葛飾応為「吉原格子先之図」 ―肉筆画の魅力@大田記念美術館(原宿) ★★☆

2023年11月1日(水)~11月26日(日)

※葛飾応為の作品は「吉原格子先之図」1点のみの展示となります。ご了承ください。


開館時間 午前10時30分~午後5時30分
※入館は午後5時まで
※月曜日休館(祝日の場合は開館、翌日休館)
※展示替え期間休館(開館カレンダー 参照)

料金
一般 1000円 大高生 700円 中学生(15歳)以下無料
※山種美術館、サントリー美術館、千葉市美術館と相互割引あり

(HPより)
浮世絵師と彫師、摺師の協力で生み出される版画とは異なり、絵師の筆一本で描かれるのが肉筆画です。3年ぶりの公開となる葛飾応為「吉原格子先之図」をはじめ、さまざまな絵師の作品を通して肉筆画の魅力に迫ります。




映画『春画先生』『春の画 SHUNGA』公開記念
銀座の小さな春画展 @ギャラリーアートハウス (銀座)★★☆


2023年10月21日(土)〜2023年12月17日(日)


https://artsticker.app/events/16073

開場時間
10:00〜19:00(最終入場時間18:40)


※前期・後期で展示内容が変わります。
※休館日はございません。

観覧料 ¥1,000(日時指定予約制)※
当日券ございます。ただし数量限定につき、ご来場時に予定枚数が終了している場合がありますので予約購入をお勧めいたします。
※当日券はギャラリー隣接の映画館シネスイッチ銀座の地下1階劇場売り場にて販売しております(窓口は現金払いのみのお取り扱いになります)。
※混雑を回避するため、20分毎に限定人数の入場をご案内します。
※入場年齢18歳以上(18歳未満の方はご入場いただけません)。


(HPより)

北斎、歌麿、国芳、国貞などの春画約50点を展示

2015年東京で開催され21万人の動員を誇った「春画展」から8年。ここから影響を受けて製作された2作品の映画『春画先生』と『春の画 SHUNGA』の公開を記念して「銀座の小さな春画展」を開催いたします。本展は、2013年ロンドン大英博物館の「春画展」のスポンサーであり、2015年東京・永青文庫の「春画展」で中心的役割を果たした浦上蒼穹堂の浦上満氏の監修のもと、両2作の映画内に登場し、現在も世界中の様々なアニメ、映画、漫画、アート作品に影響を及ぼしつづける葛飾北斎「喜能会之故真通」“蛸と海女”をはじめ、喜多川歌麿、勝川春潮、歌川国芳、歌川国定など豪華浮世絵師の作品など江戸時代の春画約50点を木版画である大判錦絵、半紙本、豆判そして肉筆画などバラエティに富んだラインナップで間近に鑑賞することができるものです。



その他都内

【終了】第22回 人間国宝 奥山峰石と北区の工芸作家展@北区飛鳥山博物館(王子) ★★☆


2023年09月09日~2023年10月09日

人間国宝である奥山峰石と北区に縁のある工芸作家の作品が展示されています。毎年このシーズンに同名の展覧会を開催していますが、奥山峰石自体の作品は、年間を通じて北区飛鳥山博物館にて鑑賞することができます。数点の作品(楊枝など)はその場で購入することができます。
また、静岡県熱海のMOA美術館においても作品である指輪が購入できます。(202310月現在、ネットでも購入可能)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?