PARCO劇場「ウーマン・イン・ブラック」:演劇ならではの感動と・・・。
渋谷のPARCO劇場にて、「ウーマン・イン・ブラック」。
同じ時間・空間を共有する、演劇ならではの魅力をたっぷり味わえる作品。
向井さん、勝村さんのお二人が本当に息のあったやり取りで、冒頭から作品世界に引き込まれてしまう。
全編スーツ姿だから、脚の長さが際立つのよ向井さん・・・眼福です。もうね、観劇は心のビタミン剤ですから。
劇中劇として何役も演じてるのに全く不自然じゃない勝村さん凄い。
ストーリー。ホラーだから当然だけど怖い!
幽霊という視覚的な怖さはもちろんのこと、
静寂から聞こえてくるロッキングチェアのきしむ音、オルゴール・・・聴覚でも恐怖が煽られる。
そして、観客の自分も当事者として引きずり込まれてしまったようなラストが怖い!
劇場を出て、外は暑いのにゾクゾク感がまだ残ってて、夏にふさわしいな~、なんて思ってしまったり(劇中では、クリスマスに語って聞かせるという設定だけど)。
さらに、物販のクリアファイル裏面が・・・。
・・・。
ええ、帰宅して裏面見てヒイイとなりましたよ。ご観劇の記念に恐怖お持ち帰り。
最後にひとつ。
2回目の観劇時、客席で携帯電話を鳴らした人がいて(しかもよりによってラストのすごく重要なシーン)、もう作品世界ぶち壊し。
こういう回にぶちあたっちゃうのも演劇ならではか・・・チクショー( ;∀;)
生の演劇ならではの明と暗を味わったお芝居でございました。
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