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【ライブ感想】Morfonica ZEPP TOUR 2023「forte」東京公演

7月下旬に始まった全3公演の東名阪ツアーもいよいよファイナルの東京公演を迎えた。曲数は大阪・名古屋と同じく本編13曲+アンコール2曲、日替わり楽曲や曲順の変化もあり、やはり異なった雰囲気のライブとなり、またこれまでとは異なった要素も加わった。これまではこれという告知もなかったし、今後の展開についての告知などもここでやるのだろうか、あるいはこれまでの2公演にないサプライズ要素などが加わってくるのだろうか…と考えながら東京モノレールに乗り込み、そして延々とスポッティングしていた。

羽田空港T3の伊藤園茶寮にて

この記事の作成にあたりセットリストは下記のリンク先を参照している。
(そういえば告知内容のネタバレになってしまっているが…w)

↓大阪公演の感想記事

↓名古屋公演の感想記事

ライブ前半

空気が凛と張り詰めている。名古屋公演の頃までの苛烈な暑さはどこへやら、なんとなればTシャツ1枚だと汗を気にするどころか風邪を気にしないとならないくらいだろう。またまた筆者の個人的な印象になるが大阪公演の時レベルで人口密度が落ち着いておりだいぶ気楽に参加することができた。
平日にも関わらず当初のチケットは完売して機材席の開放でかろうじて当日券が出た程度の満員だったとのこと、ツアーファイナルにして東京での公演となると平日とはいえこれほどの人が来るものなのか。

今回はラバストも忘れずに付けて(*名古屋公演時参照)開演を待つ、入場前にロッカーで荷物を預けてこられたのは大きい。手荷物検査の楽さたるやちょっとハマった…というかそもそも検査されるべき荷物がない状況でペンライトのみを携えたお手軽モードで会場に入る。

1曲目のSonorous…の直前にこれまでとは違ったスタート、インスト曲から始まる。このインスト曲は大阪・名古屋公演でも登場した曲だったのだが、順番が大きく変わっており終盤あるいは中盤のALIVE前に演奏されていたところから冒頭に移っていた。大まかなセトリ構成は前半が明るく優しめのオリジナル曲で後半に激しめの曲やカバー曲というところで共通していたが曲順や日替わりの曲によって全く別のようだった。ライブ中のMCによると声出しワンマン自体が初だったのもありセトリを大きく組み直したところもあったとのこと…そう聴くと元々のセトリがどのようなものだったのか知りたくなるのも趣味者根性か。
2曲目の寄る辺のSunny, Sunnyはこのツアーの前哨戦のようだったブシロック2023への行きの旅路を思い出ししばし爽やかな思いに浸りOne step at a timeでは昨年の富士急での初披露以来で演奏中のキャスト陣による撮影も、ツアーのみならずこれまで参加してきたライブをも振り返るようなひとときとなった。MCについてもここまでのツアーを振り返るようなものもありツアーがこれで終わりだという寂しさとこのライブをさらに楽しみたいという思いがより高まった。

ライブ後半

6曲目のfly with the nightからは曲調がシリアス寄りのものになっていき、すっかりこのツアーで定番曲として定着した感があるALIVE,Nameless Storyと続きメランコリックララバイとすっかり馴染みの曲になった。いずれも最近リリースのCDによって音源は手元にあり頻繁に聴いていたが、ライブで何度も聴いたにしてもやはりCDとは異なる印象を感じるのは不思議なところで、なおかつこれこそがライブで楽しむ醍醐味か。
その次に来たのがここでの新曲「祝福」。ゲームに実装されたのみでまさかのという曲となった。今回こうして披露されたということは次のカバコレに入るのだろうか…?今後どのようなシーンで聴くことができるようになるのかが楽しみな曲がまた増えた。初披露に次いでは久々に聴くイントロが流れたと思ったらいつぶりかのNevereverlandだ。これまで皆勤賞と言えるくらい出ていた曲だったが最近ご無沙汰となっていた、満を持しての再登板は終盤に向けてますます気分を盛り上げてくれる。
本編ラストの2曲はflame of hope、そして誓いのWingbeatとなる。そういえばこのツアー全体を通じて本編ラストは誓いのWingbeatで固定されており、ラストを羽根が会場内に舞い散る演出で飾っていた。これまでの大阪・名古屋ではその直前にメランコリックララバイが指定席のごとく続いていたのが今回は位置が大きく変わる結果に。Morfonicaの「強め」の曲のツートップというような2曲だが、もう初披露から3年が経った曲と今年出てきたばかりの曲ということでその対比になったのも面白い並びに見える。

アンコール1曲目のEver Sky Blueは3公演全てでこの位置となった。盛り上がったところから切ない曲調で全体を振り返る思いに浸れる曲で、ライブの最後を飾る曲として最も「らしい」ように思える。美しい曲の次は告知に続き最後のMC、ツアーファイナルということもあり様々な思いが脳裏をよぎる。急遽のイベントなどもあり、また初出というわけではないもののライブ映像のパッケージ化などの話も出てくる。Mythology Chapter2は早くもライブから1年が経ちいったいいつパッケージ化されるのだろうと内心ずっと気になっていた、11thライブもライブからそろそろ1年が見えてきたタイミングになっていた。あの時初披露の誓いのWingbeat演奏中、完全に混乱しきっていたので落ち着いた頭で改めて聴きたいところだところでブシロック映像化まだですか

いよいよアンコール含めて最後の曲、ここまで演奏されておらずなおかつツアーファイナルのアンコールを飾る曲となると…やはりDaylight -デイライト-しかないというのは実に納得。そういえばこの曲が出てきてから1年前まではライブでの声出しすら思いもよらない時期だった、昨年風穴が空いて以来「このご時世」の言葉の元是認されていた異常な状況は急速に変化し、そして今や声があることが当たり前に戻った。その自由を噛み締めて、そしてこれからに期待を込めつつツアーはいよいよ感動のフィナーレを迎えた…

普段なら会場内の照明が明るくなり退場アナウンスがなされるのだが、この時それはなかった。再び会場は暗くなり雷鳴が場内に響く、そして目の前には幕が降りる…

思えば10thのパッケージ化がまだだった、思えばそろそろリリースが来るタイミングだとは予想していた。キャラごとにフォーカスした5曲によるミニアルバムと、それをテーマとしたConcept LIVEの開催というとっておきの情報がこのタイミングで告知されたのである! これは会場が盛り上がらないはずがない、それもこれまでにないような黒ベースのダークなイメージ。最近のゲーム内ストーリーの剣呑な雰囲気と合わせてどのようなものになるのだろうか。
またこの新しいミニアルバムはRASのミニアルバムにも近いコンセプトでもありともすればこれはポピパでのみこれまで展開されていたキャラクターソングから昇華したキャラソン2.0とでも呼ぶべきものなのだろうか。ともあれこれからの動きにますます期待が持てる嬉しいサプライズとなった。

おまけ的な -3公演セトリ比較-

Forte3公演のセットリスト比較
全公演のセットリスト

更なるおまけ:羽田空港での撮影タイム

いやライブとは全く関係ないのだが…()

スポットインしたJA848J
JA610J×JA611J
那覇から到着したJA01XJ
茶寮行き掛けに、JA837A
JA737J、さていつまで見られるか
JA09XJ
JA620J×JA703J
JA615JとJA620J、そしてJA703J

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