週イチの航路に乗って
冬至の翌朝、まだ日も明けぬうちから旅は始まった。まずは東京駅に出てのぞみ号で岡山に向かう、車内は満員というほどの混雑でもなくそこそこの混み具合。後で分かったのだがこの博多行きのぞみ号は殆どの乗客が京都で降りてしまいそこから筆者が降りる岡山までは結局ガラガラのままだった。今年になってこの空き具合はかえって新鮮な位だなどと思うのは順調に利用が戻ってきたゆえの余裕か。きれいに晴れた富士山が旅の始まりにいいアクセント。
ところが前夜は日本海側を中心に大雪、関ヶ原では減速運転となり若