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社労士独学受験録②~1年目追い込み編~

公式ブログから転載しています。

応募

年に一度8月にある社労士試験へ向け、4月まで週10時間も勉強していなかった自分が『流石にやばいんじゃないか』と気が付いたのは、受験申し込みをする段でした。
①テキストを2周はしようと思っていたのに、このペースでは1周ちょっとで力尽きそう
②労災の年金給付、国民年金、厚生年金がごちゃごちゃ
③そもそも実際の試験問題をまだ見ていない


と、普通は受験を見送るレベルだと思うのですが、私は受験自体を悩むことはありませんでした。理由は、
①人生で初めて『大学卒業』という資格を活かすことが出来る(社労士の受験資格の一つ)
②当時の支店長に受験すると宣言しており、これを自分は約束のように捉えていた
③勉強自体は楽しかったし、仕事や私生活に活きてきている実感があった

あと、この受験の前に1級販売士に合格しており、試験らしい試験で不合格になった経験がなかったことが自分を能天気にしていたのだと思います。当時の受験料は1万円以下でしたし、あまり受験自体にハードルを感じなかったのかな(他人事

勉強法改善

受験する意識が申し込みによって強化され、流石に勉強への姿勢がやや変わりました。平日は通勤の1時間に加え、空き時間を見つけプラス1時間は勉強するようになりました。そして休日も4時間は勉強をするようになりました。これで週18時間くらい。
これくらいの時期に過去問ランドを発見してやってみましたが、当時は「画面が見づらい」という理由で直ぐにやめてしまいました。(今はかなり見やすいです)

それ以外には、他の資格受験の時にもよく活用している方法として、勉強した内容を家族や同僚に共有するという遊びがあります。社労士受験の内容で言えば、『通勤災害の認定要件』や『厚生年金は入っていた方が良いのか?』といったテーマで、覚えたての知識をひけらかすのです笑 
特に家族は良いです。こちらが理解のあやふやな点を無邪気に突いてくれる為、必死にテキストを読み込むことに繋がります。

さらに自分の場合、これくらいの時期から『労働保険事務組合ティグレ』の担当として、労働保険の業務を受け持つことになりました。労働保険料の算定や雇用保険の取得喪失実務を経験することが出来ました。まあ、これが試験に活きることは殆どありませんでしたが笑
社労士試験は良くも悪くも、『法律』の試験なので、実務に関する内容は殆ど出題されません。だからこそ、合格後の社労士登録の要件に『実務経験2年』があるのだと思います。

で、8月

2019年8月、1度目の受験時のステータスとしては
勉強時間:4~500時間
テキスト:ユーキャンのテキスト&問題集
以上!

ちなみに、直前予想問題集もやっていませんし、直近の過去問も解いていません。
無知とは恐ろしいな!
ただ、上記のテキスト&問題集はかなりやりこんでいました。最終的にテキストは2周し、問題集も2~3周したと記憶しています。
なので、妙な自信を持ち、汽車ぽっぽで試験会場(高松の高校)へ赴いたのです。ちょっと早めについた自分の目に飛び込んできたのは、

人! 人!! 人!!!

まだ開場されていない為、建物の隅の方に人がびっちり詰まっているような光景。しかも皆自分(31歳)よりも年齢が結構上に見え、場違い感がすごい。今考えれば、受験生の年齢分布や多年度受験生の存在から、そう感じるのも無理はないか。
夏ということもあり、朝でも暑く、なるべく人が少ない日陰を探して移動していると、背の高いほっそい売人みたいなおじさん(失礼)が、突然目の前に現れ袋を手渡してきました。思わず受け取り、中を見ると、『○○塾 令和元年度 社会保険労務士試験予想問題』の小冊子。

見てはいけない!!

突然ですが、資格試験には2種類あると考えていて、一つは先述の通り『法律』を主体にしたもの、他方は『慣習や思考法等の概念』を主体にしたもの。これまで自分が受けてきたものは後者ばかりで、「改正」という時間軸を意識する経験がありませんでした。しかし、社労士試験等の国家資格の多くは、法改正を行った、いわば流行の問題が出やすいという特徴があり、この対策は必須なのです。
なのですが、試験1~2時間前に見知らぬ問題を見ても、気が動転するだけなので・・・

・・・

時既にお寿司。
さっきまでテキストと問題集が満たしてくれていた自尊心を粉々にする、『知らない問題』の数々。大木に集まった蝉の合唱。告げられる開場のアナウンス・・・

参考:1年目ラスト4か月 週18時間程度 ユーキャンテキスト&問題集

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