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「LAMBラム亅(アマプラ)映画みた~ネタバレあり

アイスランドが舞台の独特な雰囲気の映画です。

アイスランドの片田舎で、夫婦二人が羊を飼って生活していました。ある日、いつものように羊の出産に立ち会って(?)いました。すると、羊ではない何かが産まれます。

話はここから始まるのですが、このシーンの前にある者の視点でクリスマスの日に吹雪の中を羊の小屋まで進み(おそらく)メスの羊に種付をしたのかなー?という短い場面があります。

そして、その羊のような子どもに「アダ」という名前をつけて、愛情をこめて育てます。

最初は顔は羊なんだけど、体は毛布でくるまれていて、ただ羊の赤ちゃんを特別に可愛がっているように見えるんだけど、その「アダ」を産んだお母さん羊が我が子を恋しがって家の窓の下まで来て泣くんです。😢
奥さんのマリアは怒って追い返すんですよねー。

そしてちょっと目を離したスキにアダがいなくなって二人で探し回ります。結局、少し離れた所にどうやって連れて来たのかわからないけど、お母さん羊と一緒にいるアダを見つけます。

このとき初めて首から上は羊で、体は片方の手は羊であとは人間の体、ということが映像でわかります。

何となく序盤の夫婦の会話から、子供が亡くなったような雰囲気とかを感じるのと、ほとんどセリフがなく、アダが生まれたときも夫婦は顔を見合わせるだけで、そのあとミルクを飲ませたり、一晩中付き添ってるシーンだけで、奥さんは幸せそうだったりと、何となくアダが半分人間なのかなー?という予想はできました。でも実際にその姿をみたら、これからどうするのかなー?と一般人の私なんかは心配になったりするんですよねー。

そして、奥さんはお母さん羊からアダを奪ってしまった罪悪感から、羊たちに責められる悪夢を見て、アダの生みの母を銃で殺してしまうんです。

ま、このまま幸せに…というわけないですよね。

でも何年か経って、アダは普通の子供(顔と片手以外)のように外で遊んだり、お手伝いをしたりしています。映画の考察サイトでみると男の子と書いてあるのもあったのですが、私は花の冠を奥さんが作ってかぶせていたので、女の子かと思いながらみていました。

でも、そんな幸せも長く続くわけもなく、どこからかわからないけど、顔が羊で体は人間という男の人(人ではない)がやってきて、ご主人を銃で殺して、アダを連れて行きます。アダも最初はご主人にピッタリとくっついているんですが、特に抗うわけでもなく、その半分羊の男の人と手をつないでどこかに行ってしまう…というオチです。

何となく、ホラーっぽいのかなー?と思っていたのですが、むしろアダの可愛さにホッコリしてしまい、怖さは全く感じません。

それより、この半分羊の人が勝手に種付しちゃって、この夫婦だって育てるしかないと思うんですよ。お母さん羊だって愛情はあっても育てられないでしょうしね。全く、いい迷惑ですよね。どうしたかったんだよー、コイツ😡

考察見ると、キリストの誕生とか聖書とか(名前とかがね)原罪とかねー、かなり深く関係があるみたいなんだけど、そりゃ、わかりませんわー。

奥さんにしてみたら、我が子を亡くして傷ついてるところに、突然アダが現れて、人がほとんど訪ねて来ないような場所だから、贈り物のような気持ちで育てて…。最後にダンナさんは殺されアダは連れてかれて、アダは自分の居場所に戻ったのかもしれないけど(半分羊人間の世界)なんで、羊に種付したんだよー🤬

…とモヤモヤしたまま終わったのでした。

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