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今回は「思」。精神的な原因で起こる様々な病証。精神の動揺によってある種の病症を現すと東洋医学では考えました。現代で言えばストレスにあたります。

「思」-思い沈むと食欲がなくなり、胃・脾気が虚す


脾の気が正常であれば、
胃腸が良く働き、食欲も旺盛になります。

そうなると後天の気
(飲食物の摂取で得るエネルギーのこと)も多くなり、
五臓六腑すべてが元気になります。

ところが、何かに思い沈むと、
この感情は陰性ですから、
胃腸の陽気(活動力)を低下させます。

恋わずらいで食欲がなくなるのもこのためです。

素因として胃腸が弱ければなおさらのことです。

そして胃腸の陽気が沈んで働かなくなれば、
当然のことながら気血が不足すれば
ほかの蔵の気はもちろんのこと、
脾気も虚してしまい、
脾気が虚すと胃腸がますます働かなくなる
という悪循環をおこします。

こうなると、思考力も低下し、
記憶力も減退します。

「思」だけでなく、
暴飲暴食で胃腸に負担をかけても
記憶力は低下します。

ですから受験生などは、
夜食などをあまりとらない方がよいのです。

また、合格するだろうか、
などと思い悩めば頭の働きが低下してしまいます。

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🦓 シロ / 漢方相談薬局|note


漢方の奥深い世界に触れたことで、ますます興味が湧いていることと思います。漢方には、体質改善や健康維持に役立つ素晴らしい効果があります。ぜひ、漢方を学び続け、自身や周りの人々の健康に役立てていただければ幸いです。 今後とも、🦓シロ/漢方相談薬局にご期待ください。