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【はたらく学生インタビュー!】#1 学生起業家向けメディアを運営している吉原さん

こんにちは!

仕事塾では「はたらく学生」をテーマにインタビューをしています!

記念すべき第1弾は、学生起業家向けメディア「Bizdev Journal(ビズデブジャーナル)」の編集長、吉原晃洋(よしはらみつひろ)さんです!


吉原さんってどんな人?

「千葉県出身で現在は青山学院大学4年生です。今年(2024年)の1月に学生起業家向けメディア『Bizdev Journal』を立ち上げ、主に学生起業家のインタビュー記事や起業のためのナレッジシェアの記事を投稿しています。

もともと起業や事業開発に興味があり、Bizdev Journalを立ち上げる前には、設立して半年のエンタメ系スタートアップで1年以上インターンをしていました。また、ソーシャルビジネスの立ち上げや、教育委員会と連携したキャリア教育事業にも関わっていました。」

吉原さんのX(旧Twitter)
https://twitter.com/yoshihara_4113

メディアを始めたきっかけ

「僕は『同世代の起業家を支える最強のNo.2になる』というビジョンを掲げています。そして、No.2ができる人の定義として『No.1に求められる能力も兼ね備えている』と言われます。そのため、自分で事業を作りその事業で人をマネジメントする経験が必要だと感じ、事業を立ち上げました。」

↓ Bizdev Journalのホームページ


洗練されたデザインと記事の読みやすさが魅力

「実は、立ち上げる事業領域には特にこだわりはありませんでした(笑)。僕自身は飽き性で、自分を突き動かす原体験があるタイプではありません。ただ、人に対する興味があります。要するに『何をやるか』ではなく『誰とやるか』にこだわりたいんです。

僕は同世代で本気で起業を目指している人が好きで、自分が事業を作るとしたら、そういう人と関われる事業にしたい。同世代の起業家にとって価値を提供できる事業を考えたとき、学生起業家向けメディアを立ち上げるのがいいと思いました。」

インターンの経験はどう活きているか?

「僕は設立して半年のスタートアップに事業オペレーターとして参画したので、事業の作り方や進め方、そこに必要とされるスピード感を知れたことはめちゃくちゃ活きていると思います。

当時はその会社に勤める人の人数も少なかったので、毎日のように経営陣と会議をし、リアルな数字を目で見て追ってきた経験は、事業開発をしたいが何のスキルも持っていなかった自分にとっては本当に貴重なものでした。]

やりがいと大変なことは?

「やりがいは、Bizdev Journalでインタビューした人から感謝されたときです。また、Bizdev Journalの運営メンバーは全員学生で、皆起業したいという思いを持っています。そのメンバーに対して、事業をどう作るか、進めるか、考えていくかというところを自分が見せて、学びの機会にしてほしいという思いで活動しているので、そこでメンバーから感謝されることにもすごくやりがいがありますね。

結局、価値を与える=感謝をされるということだと思うので。

逆に大変なことで言うと、だいたいのことは大変です(笑)
特にタスクマネジメントですね。自分ひとりで進めていくのであれば、すべてのことが自分のコントロール下にありますが、チームで動くとなると良くも悪くも自分ひとりでコントロールできない部分が生まれるので難しく感じることもあります。

ただ、メンバーから思っていたよりも質の高いアウトプットが上がってくるとか、期限より早く記事ができているとか、チームで動いているがゆえの読めないクオリティの向上に面白さも感じています。

自分でメディアを立ち上げる前から様々な現場に入って事業開発に携わっていたので、事業を作るということが大変なのは分かっていたのですが、実際に自分がトップに立って事業を作ってみると結局そういった大変なことが実は楽しいことだし、楽しまないとやっていけないなと思いますね。

事業を作るとか、起業するってキラキラしていたり、かっこよく見られがちですが、実際は泥臭いことの連続なので、そこで折れないようにあらゆることを前向きに考えるようにしています。」

Bizdev Journalの運営にはどんな魅力があるのか?

「メンバーによく言うのは『ただのオペレーターじゃなくて、起業や事業作りに必要な考え方を、具体的にイメージできる形で学んでほしい』ということです。

先ほども話した通り、今メンバーとして付いてきてくれている人は起業したいからBizdev Journalの運営になってくれています。なので、僕から一方的にタスクを依頼されて、それをやって『はい終わりました』だと、ただメディアを運営してる人になるだけで、起業にはほとんど近づいていない状態になってしまうんです。

起業とか経営に関する知識をインプットする場はYouTubeや本など色々とありますが、アウトプットの場はなかなかないと思います。

というのも、ゼロから事業を作るとなるとリスクをとらないといけないし、時間やお金というリソースもかかったりする。それでも果たして成功するかわからないので、起業したいと思っていてもそのためのアウトプットをする場を設けることは難しいことだと思っています。

なので、起業したいと思っているメンバーにはそのアウトプットをする場としてBizdev Journalを使ってくれればいいと言っています。

Bizdev Journalという具体的な事業があるからこそ、例えば本で読んで得た知識を『Bizdev Journalでは、こういう施策として使えるんじゃないか』というように考えられることによって、さらに質の高い知識として吸収できると思っています。」

始める前後で変化はあったのか?

「めちゃくちゃあります(笑)自分がメンバーとして関わるか、トップに立ってゼロイチを作るかっていうのは本当に違うと実感しています。

考えるべきものの数も質も違うし、自分がトップに立ってゼロからイチを作った経験があったからこそ、このインタビューでこんなに話せていると思います。

特にチームで動くことでの学びが大きいです。一人でやっていくなら全部のタスクを自分がコントロールするから難しくはないですが、チームとして動いていく中で理想の結果を出すために、メンバーのタスクのコントロールや、モチベーションの維持、期限を決めてそれを達成させるためにはどうするか、など考えることが多くなります。そうしたら頭の使い方も変わりましたし、自分のスキルも自然と上がったように思います。」


今後の展望は?

「Bizdev Journalは学生起業版のNewsPicksを目指しています。つまり学生起業してる、もしくは目指しているんだったら、BizdevJournalは読んでるという共通認識が生まれるメディアになればと思っています。

僕らが作った記事がきっかけで起業して、その人をBizdev Journalでインタビューしたり、その会社を取り上げたりする。そして、その記事を読んだ学生がまた起業する、このような連鎖を生み出せれば最高ですね。

また個人としては、先ほども申し上げた通り『同世代の起業家を支える最強のNo.2になる』ということがビジョンなので、これがやりたいんだという確固たる意志を持っている人の事業を実現し、伸ばすサポートがしたいです。将来的には自分の周りにいる同世代の起業を目指してる人たちと一緒にいろんな事業を作っていけたらと思っています。」


学生へのアドバイス

妥協せずにやりたいことを選択していいと思います。一概に就職を否定するつもりありませんが、「福利厚生が良いから」とか「給料がいいから」という理由で就職をするのは面白くないんじゃないかなと。

僕がインターンをしていた時は時給単価で言うと多分250円ぐらいで働いてる時期もあるのですが…(笑)これは決してブラックだった訳ではなく、僕が勝手に多く働いていたんですよね。それこそ時間だけでいうと要求されていた稼働量の5倍ぐらいは働いていました(笑)

ですが、僕は人生設計をした上でその人生を送るためにはここでスキルを身につけなきゃいけないと考えていたので、時給単価が低くてもなんとも思わなかったですし会社のオフィスに泊まりたいとすら思ってました(笑)

何をやりたいか、何を目的に仕事をするかは人によって違うとは思いますが学生はやりたいことを前面に押し出して動いていいと思うんです。
妥協を一旦せず、自分がやりたいことを叶えるにはどうしたらいいかという視点で考えて動いたらいいと思います。」

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