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【58歳、就活がんばる!!】 #12 初面接

本日、初面接。約20年ぶりにスーツを着込んで、ちゃんとネクタイを締めて、ビジネス用の革靴を履いて(当然のように靴擦れした)、いざ出陣!(言葉のチョイスが昭和w)

14時スタートということなので、遅刻してはいけないし、初めての地だから余裕を持って現地へ。近くにドトールがあることは調査済みなので、30分前に着くように向かう。駅の出口がよくわからずにあたふたしたものの、駅から出さえすれば、あとはグーグルマップが活躍してくれた。案の定、あっさりと現場に到着し、躊躇なくドトールにイン。余裕やな。スーツのせいか、程良い緊張感も湛えている。台本の内容もそれなりに頭に入っているし、もう焦りもない。控え室で待機しているアスリートの気持ち? そんな大層なものではないけど、人生の行方が懸かった面接であることに違いはない。

13時45分。受付に行くと、そこには本日の面接者の名前がずらりと書かれたボードが! 10時~19時まで、15人くらいの名前があったかな? それだけ応募者がいるということは、なかなかの難関っていうことか!? まぁ、そんなことを気にしても仕方ないので、担当の方に案内されるままに面接の席に着いた。

面接は40分くらいで終わった。せっかく作った台本だったが、お約束の質問である「自己紹介」だけが役に立った。というか、配属予定の事業がツッコミどころが満載で、その指摘だけで終わったように思う。編集経験者からすれば、まずそんなことはしない…いや、経験者でなくともしないだろう。言ってしまえば、大工経験がないのに家を建てようとしているようなもの。しかも、少人数で、短期間で。無謀すぎる。そんな事業を始めようとしていた。

もちろんそれはご本人たちも重々わかっているようだ。会社の上層部の方々に“それは無理です”と言ってしまうのは簡単だが、何としてやろうと四苦八苦し、経験者を募集し(勇者を募る?)、やり遂げようとしている。その心意気は嫌いじゃない。むしろ、人生なんて“やるかやらないか”の判断に至った場合、楽なほうに逃げるのではなく、荊棘の道を選んだほうが楽しかったりする(地獄の向こうに見える楽しさだが…)。なので、話を聞いていてドン引きしている自分と、ワクワクしている自分がいた。

さて選考結果は如何に? 「採用となった場合、来週から来れますか?」と訊かれたけど、他の応募者もいるわけだし、どうなることやら。選考を通過しても、どうすることやら…。

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