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【58歳、就活がんばる!!】 #11 初面接前日

いよいよ初面接が明日に迫った。

まずはその対策として台本を作ることに。エージェントの担当者曰く、ネガティブな発言にならないこと、隙あらば自分を売り込むことと念押しされたので、それらを考慮しつつ、項目を「前職を辞めた理由」「当社を希望された理由」「自己紹介」「入社後、何ができるか」「何か質問はありますか」に絞って、いろいろ考えてみる。文章を書くことを生業としてきた手前、意外と「前職を辞めた理由」「当社を希望された理由」「自己紹介」「入社後、何ができるか」はそれなりに、すんなりと書けた。というか、ここはテクでなんとでも書けるw

悩んだのは「何か質問はありますか」だ。正直言って同社に応募した一番の動機は年齢制限が64歳までだったからであり、業種的には今までの音楽系とは掠りもしないし、言ってしまえば、何か魅力を感じたと言うわけでもない。だったら応募するなよ!って自分でも思うのだが、年齢を考えるとそんな悠長なことは言っていられない。今の未来が見えない日々を早く抜け出したい焦っているのは事実だ。とはいえ、自分が楽しめる仕事に就きたい。そこの葛藤と常に戦いながら応募数を増やしているとも言える。

なので、求人票を見たり、ホームページをチェックしたりして情報を収集し、思ったことを書き出していく…いくが、大した質問が出てこない。事業を幅広く手掛けている会社なので、どこに的を絞ればいいのがわからないし、どこまで訊いていいのかのさじ加減も難しい。ざっくりとなら思いつくが、それが果たして自分の知りたいことなのか疑問だったり。しかし、逆にここでいろいろ悩んだことで、様々な角度で事業内容を把握し、同社についての知識が深まり、その中で自分がどういうことで貢献ができるのかが見えた気がした。これは明日の面接での質問にいろいろ応用できるのではないかと思っている。

そして、なんとか台本が完成! その内容を頭に叩き込み、自分の言葉にするために予行演習をやってみる。が、これがむっちゃ難しいのだ。ほんと、役者さんを尊敬する。まず、せっかく作った台詞が覚えられない。年齢のせい? ちょっと言っただけで「あれ? 次、何やったっけ?」と躓く。これでは自分の言葉になるわけがない。だからって投げ出せないから、何度も何度も練習を重ねていく。もちろん、しっかり声に出して! まさに苦行だ。台本を丸暗記して台本どおりに答えても、大根役者以下の棒読みになって感情が入らないし、もはやもう自分の言葉ではなくなっている。その塩梅がムズい。むしろ、ふわっと頭の中にあるくらいの方が、その場で言いたいことが言えていいのかも!? とはいえ、それだと言い忘れが出るか…。なので、もっか猛特訓中でございます。

さて、明日はどうなることやら。本番は緊張もするやろうしな…。

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