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AIが未来のパンデミックを予想できるのか!?

カナダのAIモデルがすでにCovid-19予想か

COVID-19の最初の症例が知られる前に、カナダの企業が開発した人工知能に基づくアルゴリズムは、すでに中国の武漢市で新しいウイルスが広がっているのを検出していました。

これは新しい技術による未来のパンデミックの予想は可能だと示唆しているとして、Universitat Oberta de Catalunya (UOC)とthe University of the Balearic Islands (UIB)の学者グループはAIによる新しい未来予想のモデルを模索し始めました。

COVID-19による健康被害は、パンデミックがまだ問題であることを示しています。将来、他にも流行があることはわかっていますが、どのような形を取るかはわかりません。ただし、過去の流行に関する多くの有用な情報があります。

UOCの芸術・人文科学部のJoana Maria Pujadas Mora氏

UOCの芸術・人文科学部のJoana Maria Pujadas Mora氏は述べており、彼女はEPI-DESIGUAL研究プロジェクトの主要研究者の1人です。

Pujadas氏のチームは、人工知能を使用し、機械学習と自然言語処理を適用して、流行病の大規模な歴史的データ分析を行うことを目指しています。

社会科学と特に歴史人口学は、パンデミックを予測し、パンデミックと戦うために不可欠であり、その結果を評価するためにも必要です

スペインの政府による資金提供

前述したプロジェクトはスペインの科学とイノベーション省によって資金提供されており、人口研究センターと協力して実施されており、カタルーニャとバレアレス諸島で1820年から1960年までのコレラ、1918年のインフルエンザパンデミック、そしてペストに関する公式広報紙や日刊新聞からのテキストを分析しています。

過去に起きたパンデミックは、グローバリゼーション、人間と動物の相互作用の増加、都市化の進展、気候変動の結果として引き続き発生する未来の不幸な健康危機に対処するための最高の材料です

UOCの芸術・人文科学部のJoana Maria Pujadas Mora氏

彼女がいうように、14人の学者がいま使用可能な情報源をできるだけ集め、3年以上かかると思われるこのプロジェクトの判断材料として日々アーカイブが行われてる。

予測性の向上と持続性の確認

研究プロジェクトの目的は2つあるという。第1に、流行病の予測性と発展のためのモデルの分野で革新することを目指していく。第2に、ジェンダーの観点から、健康と人口行動の不平等を含む社会経済的不平等に関して、流行病の影響が短期、中期、長期にわたってどの程度持続するかを評価することを目指していく。

最終的に、研究者たちは、スペイン政府が流行病との戦いの際に、関連性のある効果的な措置を適用できるように、意思決定を改善することに貢献することを目的としています。もう一つの目的は、前述されたようにジェンダーの観点から、健康と人口行動の不平等を含む社会経済的不平等に関して政府の公衆衛生政策が経済格差を減らせるように貢献することです。

このような試みが日本でも、もっと大々的に行われるようになることを願ってる筆者である。

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