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きちんとやる先生ほど煙たがれる?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

うちでの娘と妻の会話…。

(娘)「なんかさぁ、新しい先生がぬいぐるみみたいな筆箱はだめだって言うんだけど!新しい学年用に買ったのに…。他の人も使ってて、その時前の先生は『別にいいよ』って言ってたのに。しかもさぁ、授業中は、筆箱をしまって、鉛筆と消しゴムだけ出してって言うんだよ!」
(妻)「新しい先生は、そんなことを言うの?前の先生はいいって言ったり、新しい先生はだめって言ったり、わけがわかんない!学校でちゃんと統一してほしい!あと、筆箱を出しちゃいけないわけがわからない…。」

妻は、教員ではないので、生の保護者のやり取りを見て、いつも勉強になるなぁと思っています。

まず、ぬいぐるみみたいな筆箱について。最近は、学校で統一して指導にあたれるように、学校の決まり事をまとめた用紙を、全校統一で出す学校が増えています。娘の学校も出していて、「学習の妨げになるものは持ってこない」と明記されています。

授業中の筆箱を片付けることについて。これは、よくやられていることで、学習に必要ないものは極力しまわせることで集中力を妨げないようにしたり、作業スペースを確保したりすることを狙っています。

教員としての立場からすると、意見は妻・娘と全く逆。きっちりした先生が来てくれたんだな…と思いました。

きっちりやる先生ほど、煙たがれる?

新しい先生は、全校統一の決まりを守って指導してくれました。筆箱も、より授業に集中できるようにきちんと指導してくれました。

なのに、悪者になる…。そして、「まぁまぁいいよ。」と甘くした先生が、いい先生?それもちょっとおかしい気がしますよね。

煙たがられても、信念をもって進むしかない!

私も、教員としてきっちりやりたいタイプなので、この報われない感じ…。よくわかります。でも、ここで煙たがられたからといって、指導を止めることはできません。今の時期の種まきが、ゆくゆくは二学期、三学期の姿に大きな影響を与えるのは間違いないから。年度初めは煙たがられるかもしれません。でも、年度初めに「まぁまぁ…」で始めれば、あとから苦労することは明白です。年度初めからしっかりと学級を作って、大きく大きく育てば、信頼は必ずついてくるはず!(…と信じています…。)

でも、伝え方には要注意!

ただ、一方的に先生の正義だけを振りかざして、押し付けると、子どもとの関係ができず、それが保護者にも伝染して関係が悪化します。昨日の記事でも書きましたが、

◯なぜそうするべきか
◯そうすることでどんなメリットがあるのか
◯そうしないことのデメリット

これをきちんと共有して、だから「こうしていこう」という準備段階が必要ですよね。

子どもにも納得の上で、よりよい学級ルールを作っていきたいですね。

あとは!全校統一で指導しようと決めたものは、いろいろな思いがあったとしても守るようにしたいですね。でないと、ちゃんとやる人が悪者になってあいまいます…。

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