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ボールで遊ばせておけばうまくなる。

昔の日記から
子育て最中の方にご参考まで

子どもは遊びの天才だと思う。ボールを与えておけばいろんな遊びを思いつき楽しい練習にしてしまう。遊んで技術を向上させている。


コンクリートの壁があれば必ず、子どもはボールをぶつける。跳ね返るのを止めて蹴ったり、ダイレクトで蹴ったりはじめる。おかげで我が家はエアコンの室外機や植木鉢を何回も壊している。複数人数がいれば「ワンバウンドまでね」なんて言い出しダイレクトでぶつけ、次の子どもが順番でどんどん蹴って壁にうまくあたらないと負けとやる。

階段
野外の階段でも壁と同様の遊びをはじめるが、階段のカドに当たって変則的に大きく弾むと「おーー」などと喜んでいる。また長い階段などだと上から一人が「ちゃんとトラップしろよ」とボールを転がしどんどん大きくバウンドしてくるボールを手を使わずに止めたりする。

土管のトンネル
大きな土管のトンネルに土をかぶせて山にして子ども遊具にしている小学校がある。2人で両端に立ちパス交換を始める。飽きてくると「壁に当てないで蹴れる?」なんてインステップで蹴り始める。そこにもう一人来ると中に入ってしまう。「よけるから蹴っていいよ」とかいってスリルを味わう子も現れる。

ペットボトル
ペットボトルにボールをぶつけるだけで盛り上がる。プレスキックだ。蹴る位置を遠くしたり「ノーバンね」とかルールをどんどん作り出して盛り上がる。 (これで盛り上がりすぎて試合に来ていた相手チームの食べているお弁当にボールが飛び込みコーチが謝りに行っていた。)


2人いればフットボールテニスを1.5mぐらいの棒を境界線にしてはじめる。もうひとり寄ってくると棒を持ち上げて「ここがネットの高さね」なんて審判気取りになったりする。でもサーブ権に関するルールはないようでルールは結構テキトーである。

コーチ
試合の合間の休憩時間のコーチは子どもにとっては遊び道具である。「大きく上に蹴って」とコーチにパントキックを依頼する。子どもでは蹴れない高さからのボールの落下は最高のスリルらしい。スリル満点トラップ練習だ。

子どもが発想できる環境 以上の遊びは全てボールを扱うので楽しみながら練習できる。本来子どもは遊びを発想できるように本能にプログラムされていると思う。自然にほっとけば上記のような遊びを子どもは発想し、遊んで盛り上がり、そして上手くなる。
もし、皆さんのお子さんがこのように自主的に遊ばないのであれば、きっと「躾の首縄」の締め付けすぎである。締め付け過ぎのチームからは想像力豊かなプレーヤーはきっと誕生しない。


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