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心はるかに

西暦2023年も、残りわずか。
読者のみなさんにとって今年はどんな1年でしたか。


私は現在、ダブル資格取得目指して勉強中ですが
趣味の小説書きはほとんど停滞していて、おそらく年を越しても「爆発的追い込み」はないでしょう。
従って文学賞への応募も黄信号から赤信号に変わりつつあります。

文学賞なんてのも受賞後はほとんど書籍化されますが
これもギャンブルみたいなもので
将来が約束されるものではありません。

未来をつくるもの
それはコツコツとした積み上げではないか。
各分野で活躍している人の中には天才的ヒラメキが元になっているのもあるだろうけど、われわれ凡人や薄才は、結局地道に、地を這うように頑張るしかない。

とは言えユメがまったくないのもつまらない。
私の初夢は
楽学房らくがくぼうという私塾というか学校を拓く。
詰め込み教育ではないカリキュラムを組み、ペーパーテストはほとんどなし
従って暗記も最小限度で抑え、口頭面談も随時行い
小中学生の給食はフルオーガニック。添加物なし。

小学生の人格形成授業では、各界の一線で活躍する人物を講師として招き
刀鍛冶がまずはいいかな。
「40,50はハナタレ小僧」
というぐらいの厳しい世界。
第二回目以降は、引退したプロスポーツ選手。
一度大ケガなどで地獄を味わい、這い上がってきた人物がふさわしい。

また「われわれはどうやって生きているか」の授業では
鶏の生首を刎ねるところを見せる。
目を背けたくなるが、牛や豚の屠殺よりは残忍さでは劣るから。
食育をやる。
「今日のレシピは」なんて悠長なことは最初はやらない。
そこで〝命の大切さ〟〝命をいただいている〟ことに気づかせる。

以上、妄想らしきものでした。

まあ現状、タブレットなどによるIT教育もあるわけで
デジタルの普及によって、スマホを自在に使いこなせる若い人たちがいるのも事実である。

そこで心配なのは
先輩、後輩、そんなものどーだっていいじゃん。借金の申し込み手続きや返済もスマホで完結するじゃん
といった安直な「デジタル信奉」。
脚を使わなくなったことで、運動不足にも陥りがち。
先の楽学房だが、小学校高学年では〝健歩遠足〟も採り入れ、10キロの道のりをとにかく、4,5時間かかっていいから歩かせ、汗を流す快感も体験させる。

ゲームを含めたデジタルへの接触機会をなるべく減らし
アウトドア体験を重視して、各自が与えられた役割をこなすことで社会性を培うのだ。
まあこれは理想論だな。
「そんなもの自分の家でやらせてます」という親御さんもいるだろう。
とにかく若いうちは汗を大量に掻かせなくては。

私は年寄りだが、パソコンに初めて触ったのは前世紀の末ぐらい。
PCの購入となると、2008年である。
こんなもの若いうちからやっていた方がいいに決まってるが、SNSに埋没するのも考えものである。


正義も悪もないこの時代
私の幼い頃には「ヒーロー」がいた。

シュワッチ!
フゥオッフォッツホ

ウルトラマン、仮面ライダー、科学忍者隊ガッチャマン……。
ウルトラマンの初回放映では、ウルトラマンが怪獣ベムラーを追って地球にやって来る。科学特捜隊のハヤタ隊員にそれは乗り移るが、その後もバルタン星人、ゴモラなどなど怪物のオンパレード。
その前にやっていた「ウルトラQ」でも、ゴメスなんていう怪物がいて、それはシロトネラ酸によって撃退されるのだ。

トゥ!

また、初代仮面ライダーの最後で「悪の軍団ショッカー」の正体は日本政府であることが明かされるが、その変身ベルト「リバイスドライバー」は、かつておもちゃ屋などにズラリと並んでいたな。それを男の子が腰に巻いて『へんしーん!』とやるのである。
それはウルトラマングッズを凌ぐほどだった。ライダーキック炸裂!

現在のテレビであるが
まず、お化け番組がなくなった。
常時視聴率が20~30%を稼ぐヤツである。

わいわい

たとえば紅白歌合戦なんかは
毎年大晦日に常時視聴率20%とか言ってるけど
平成のアーチストはともかく、令和になって出てきたそれはわからないのである。
出演は所属芸能事務所の力関係もあるだろう。
こんな奴らが…というのも。
最近は騒音をがなり立てるだけというのもいる。
枕営業で点数を稼いできた女子グループもいるだろう。

歌もそうだがドラマもひどい。
各局視聴率1ケタ台のもぞろぞろあるはずで
私が最近続けて視たのは「ひきこもり先生」と「VIVANT」ぐらい。
佐藤二郎と堺雅人がそれぞれ主演を務めていたが
演技が円熟味を増すのは、男だったら40代以降ではないかと思える。
20代のペイペーな男女では「生きざま」が感じられない。
だから薄っぺらな作品になる。

最後に報道であるが
政治屋の惨状はともかく
崩れたクリスマスケーキが800個も届いていたとか
そんなもの、ニュースのトップ項目じゃねえじゃん。
見た目はともかく、腹に入れば、どんなものも食いものだよ。


今年は暮れに紅白を視るか?
それが問題だ。

来年こそは自分らしく生きましょう。
今年もご愛顧いただきありがとうございます。

週1,2回のペースでの記事更新にしばらくはなると思います。

来年もよろしくお願いいたします。

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