【読書記録】上田比呂志『日本人が知っておきたい心を鍛える習慣』【感性を高める努力】
老舗料亭を実家に持つ筆者が、三越・ディズニーでの仕事の経験、華々しい職場を退職して両親の介護をする中での葛藤。
そういった経験に基づいて書かれた、生きていく中で持っておくと良い心がけについての本です。
サービス業を生業にされていたからか、内容が腑に落ちることばかりでした。
私もこれまで色々な会社で働いてきましたが、全般通してサービス業であったと思っています。
なので、共感することも多く、人生の先輩の経験からの言葉で、「やっぱり間違っていないんだな」と思えて嬉かったです。
そして、筆者のようにこれまでバリバリ現役で働かれていた方も、色々な事情でその職を辞めざるをえないことがあると思います。
その職が無くなった時、「ただの自分」に戻り、さて、これからの「自分」はどう生きれば良いのか、と悩む。
それは誰にでも起こることなのだなと感じました。
人生の主軸を「仕事」とすると、それが挫けた時に絶望してしまいそうで…。
別の主軸を見つけ、「仕事」以外の軸を、目標を、生きがいをつくることの大切さを実感しました。
以下、心に残った部分を引用します。
私のこれまでの人生も、様々な経験も、必要だからこそ起きたことであり、全てが引き出しになっていると思って生きていきたいと思います。
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