【糖尿病№3】教育入院終了。 退院後から自宅で行ったこと。1カ月後の検査結果は?
■教育入院終了
2021年4月15日、糖尿病で教育入院。
血糖値が改善され、合併症の発症も認められないことから、2021年4月30日退院となりました。
服薬と管理栄養士から指導を受けた食事療法と運動療法を続け、1カ月後に検査通院となりました。
■1カ月後の血液検査の結果(2021/05/24)
数値が顕著に改善し、ビックリしました。
HbA1cが、11.0%⇒7.2% になっただけでなく、総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロールまで大幅改善、尿糖も消失と大変の驚きでした。
食事療法と薬物療法の成果だと思います。
教育入院期間が約2週間、退院してから自宅で約1カ月の間に、これほど改善するとは思ってなく、嬉しい限りでした。
正しい食生活が如何に大切か、身に染みて感じました。
主治医は、改善ペースが速すぎることと、血中ケトン値が上昇したことを少し心配していましたが、同様の服薬を続け1カ月後に経過観察受診をすることとなりました。
また、管理栄養士と自宅で行った約1カ月間の食事療法の振り返りと、今後の進め方を話し合いました。
■血中ケトン値の上昇
599μ㏖/l(検査報告書の血中ケトン基準値は 0~80μ㏖/l)かなり高値に思いましたが、主治医から説明を受け、深刻な数値ではないので様子を見ましょうとのことでした。
※血中ケトンとは
ダイエットでは長時間の絶食で、糖尿病患者の場合はインスリン不足やインスリン抵抗性が亢進することで、ブドウ糖がエネルギ源ーとして利用できなくなる。
すると、肝臓で蓄えられているグリコーゲンをグルコースに分解し、エネルギー源として利用する過程でケトン体が利用される。
また、ケトン体をエネルギー源として利用することで、過剰な糖新生の発現を抑えることができるそうです。
※糖新生とは
エネルギー源の維持に、ケトン体だけでは十分でない場合は、筋肉内のタンパク質や脂肪細胞を糖質に分解して、ブドウ糖を作る糖新生が起こり、エネルギーとして利用するそうです。
糖新生は本来、血糖値を正常に維持するために、自動的に調節する体の重要な機能だそうですが、糖尿病患者の場合は、エネルギー源の枯渇が続くと過剰な糖新生が起こり、筋肉量が減少するので注意が必要とのことです。
「なるほど」と思いました。
脂肪や筋肉を分解してエネルギー作っているとすれば、体重は減少するでしょう。
確かに、体重は4㎏ほど減り、60㎏になっていましたが、1日の摂取カロリーを1600kcalと極端に少なくしたことによる体重減とも思われます。
ケトン体が血液中に放出されるには、1日の糖質摂取量を極端に少なくして、かつ一定期間継続する必要があるとのことです。
私の1日の糖質摂取量は180g程度でしたので、当てはまらないと思います。
「深刻な数値ではない」という主治医の言葉を信じながらも、モヤモヤした状態で、現状の食事療法を継続して様子を見ることにしました。
■血糖値、HbA1cを下げるために行ったこと
摂取カロリー記入表への記録
食事は一日1600Kcalにして、3食を平均的に摂取する(特に糖質の摂取量を管理する)
適切な食事間隔の維持(規則正しい生活)
間食は1日の摂取カロリー内に収め、菓子類は避ける
PFCバランスを考えた食事をする
低糖質食品や血糖値の改善が期待できる食材を利用
1日1.5Lの水を飲む(糖の入っている缶コーヒやジュース類は飲まない)
食後15分以内の運動
定期的な血糖値の測定
十分な睡眠
などです。
それでは摂取カロリー記入表を中心に説明します。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?