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これまで引っ越しを7回経験して感じた、執着を手放す勇気

どうも、しょうです。

僕は、いままで7回引っ越しを経験しました。

① 山形県天童市(実家)

② 千葉県東金市(警察学校)

③ 千葉県野田市(職場)

④ 千葉県木更津市(職場)

⑤ 千葉県成田市(職場)

⑥ 山形県天童市(実家)

⑦ 東京都新宿区(仕事とプライベート)

です。

引っ越しは、とにかくお金がかかります。

引っ越し業者に頼むだけでも数万円がかかるので、「こんなのもったいねー!」ということで、いままで引っ越し業者を利用したことがありません。

(ちなみに、半年ほどヤマト引越センターで引っ越しのバイトをしたことがあります)

ほとんど、「お前、手伝えよ」と後輩を脅して…..いや、土下座をして頼んで、車を出してもらい、荷物を運んでいました。

山形県から東京に引っ越しをする時は、バック1個とキャリーバッグ1個だけ持って、引っ越してきたので部屋は殺風景です。

引っ越しをする時って、「これ必要」「これ必要ない」という感じで、荷物を整理するので、良い断捨離になります。

意外と、「これは必要だ!」と思うものでも、一旦手放してみると、「全然大丈夫だな」と感じます。

僕の場合は、クルマやソファー、テレビです。

何年も使っていると、愛着が湧いて、なかなか手放したく無くなります。

でも、クルマは、千葉県から山形の実家に引っ越した時に、そのタイミングで起業をして、「クルマの固定費痛いな〜」ということで、近所のガリバーに売りました。

最初、5万円だったのですが、知り合いから「最初は何言われても全部断って」と言われたので、

クルマを売りに来ているのに、相手からの提案を全部断っていったら、最終的に13万円で売れました。

2倍。

「最初からその金額でやってくれー」と思ったけど、ガリバーの強力な営業力を体験したので、まぁー良かったです。

たぶん、その知り合いから言われなかったら、5万円でも「この金額でお願いします!」と言っていました。100%。

クルマを売った時に、8年間大事に使って、休みの日になると洗車をして、キレイになったクルマを見るのが好きなほど愛着があったクルマだったけど、

意外と手放そうと思ったら、あっさりだった。

ソファーやテレビも、6年以上使ってきた物だったけど、千葉県から山形の実家に引っ越しする時に、

「クルマ1台分入るぐらいまで荷物を減らそう」と思って、ソファーとテレビを手放しました。

でも、案外あっさりでした。

こういうイベントみたいな強制力がないと、物が捨てられない性格で、普段であれば、絶対に離しません。

物に執着して離せない。「これがないと生きていけん」と思っていたほどでした。笑

でも、フリーランスになって、全国を飛び回っていた時は、「バック1個あれば、どこでも生活ができんじゃん」と感じました。

ホテルやカプセルホテルでも、物は充実しているので、生活する上ではそんなに困らないです。

いまの東京でも、困ったのは布団だけでしたが、布団を貸してくれる優しい方がいたので、いまでは全然困らないです。

むしろ快適です。

家具であれば、最低、洗濯機と布団、シャワーがあれば、何とかなるなーと。

あと、できればエアコンぐらい。

だから、物に執着することは、ほとんど無くなりました。

服もお気に入りのブランドとかないですし。

警察官に8年間務めていた時は、仕事に執着していました。

辞められない。他の仕事ができない。

そんな固定概念を感じていましたが、意外とどうにかなる。

海外に行った時も、「英語を話さないと行けない」と思っていましたが、英語を話せなくても、ジャスチャーがあれば何とかなる。

だから、自分の中のショボい固定概念は無くしたいなーと思います。

僕は、文章を書く仕事をしていますが、1年後同じようにやっているかは、全然分かりません。

もしかしたら、全然違う仕事をやっている可能性もありますし、住んでいる場所も東京から引っ越しているかもしれない。

でも、予定調和の無い人生も、ドラマや映画みたいで面白いです。

「この後、どうなるんだ!!」という好奇心。

もちろん、恐怖もありますが。

ただ、引っ越しも含めて、色んな経験をしたおかげで、許容度は上がったので、どこでも住めるし、

色んな性格の方ともその気になれば仲良くなる自信もあります。

ただ、人や物・仕事に対する執着や依存は、気をつけたいなーと。

いままで、執着や依存をして、最悪な人生を歩んできた人を警察官になって、たくさん見てきました。

警察は、良い意味でも悪い意味でも色んな人と接するし、犯罪者ともたくさん会います。

取り調べをすると、犯罪者の人生を丸裸にできるので、疑似体験もできます。

上手くいった人生よりも、失敗した人生から学んで、その行動を避けるだけでも、少なくとも悪い方向にはいかないなーと。

「警察官だけではなく、自分の力で稼ぐ力を付けないと!20代の今しかない!!」と思ったのも、そういう経緯があったからです。

失敗した人生・事例をたくさん学べたのも、警察をして良かった点でもあります。

その中で多かったが、執着や依存でした。

物に対して、人に対して、仕事に対して。

特に、年月が経てば経つほど、損失回避バイアスや現状維持バイアスで断ち切れなくなります。

だから、何でも良いから「新しいことをする癖・習慣」を付けることが大事だなーと思った。

引っ越しもその1つ。

特に、引っ越しや旅行をすると、いつもの空間から離れるので、新しい気付きが生まれてきます。

海外旅行とかは、日本の常識が通用しないから、嫌でも色んなことを考えさせます。

今の生き方とか、この先の人生どう歩んでいこうとか、現状に対して疑問を持つとか。色々。

僕は、こうキッカケがないと考えないので、「旅行」 +「思考の整理」で一石二鳥です。

もちろん、引っ越しも良い機会です。

実は、この「強制」が良いこともあります。

自由を求めていた時もありましたが、実際「自由」になると、「不自由」になる矛盾恐ろしさを知りました。

全部、自分で意志決定をして、そのとおりに行動する。

これが意外にも大変なことを知りました。

選択肢が多すぎて、「本当にこれでいいのだろうか」という恐怖で迷って、行動できなくなる自分がいました。

僕は、そんなに強い意志力がないし、臆病な性格なので、ある程度「強制力」は必要だと感じました。

「自由」から手放すことも、時には必要だと感じた最近感じたことです。

これも経験しなかったら感じないことでした。

以前までの僕であれば、これを聞いて、

「そんなわけないでしょ!!不自由よりも自由の方が良いに決まっている!何を言っているんだ!!頭おかしいんじゃないの。はい、精神科行ってらっしゃい〜」

そんなことを言っていたかと思います。

ショボい固定概念で。

だから、自分で経験してみて、身体や心で感じることは重要だと思います。

本や聞いた情報だけではなく、その時に、自分がどう感じたのか。とか、これは自分に合うことなのか。

そういう超具体的なことを知るには、自分のイメージだけでは足りずに、

経験しないと分からないその場の雰囲気やエネルギーとかそういう感覚的なことも知ることが大事だなと思います。

あと、イメージは、どうしても自分の都合の良いように解釈をしてしまいますから。コトラーの3大バイアス「選択的歪曲」笑

ということで、「これまで引っ越しを7回やってみて感じた執着を手放すこと」でした。

では!




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