見出し画像

近づいてきました

2022年11月27日(日)北海道新聞の12面に、
僕の大好きな絵本「サンタクロースってほんとにいるの?」
が刊行40年という記事がありました。

「サンタクロースってほんとにいるの?」(福音館書店)
作 暉峻淑子(てるおか いつこ)
絵 杉浦範囲(すぎうら はんも)

この作品誕生の裏話として、
福音館書店の編集者が、
「お金」をテーマにした作品を作りたいと思い、
社会経済学者である、てるおかいつこさんに打診して、
話をしている中で、
「サンタさんって?」という話になり、
「それじゃぁ、てるおかさんがつくってくれないか?」
とあります。

僕も、偶然、近所の公民館の冊子から、
この作品の誕生秘話を知っていて、
「おー!!」となったのです。
僕の記憶違いでなければ、
てるおかいつこさんは、作中の「ある一文」を考えるのに
3年を費やしたとありました。

だからこそ、40年間も読み継がれる作品として、
多くの子どもたちを、大人を魅了しているのだと思います。

てるおかさんに頼んだ、編集者の力も凄いです。

もう亡くなってしまいましたが、尊敬する児童文学の先生の口癖が、
「絵本は、作家と編集者による」でした。

まさに、その証明となるような作品です。

僕もこの絵本が大好きで、何度子どもたちに読ませてもらったことか。
毎年、子どもたちが、「うーん」とこの絵本の内容に
「でもなぁ・・・」とか、
「そうかぁ・・・」とか、
「やっぱりなぁ!!」という声があがります。

その度に、とっても幸せな気持ちに読んでいる僕がなります。
ありがとうございます。

暉峻淑子さんの書籍は、本当に奥深く、
何度も読み返したい本です。
「豊かさとは何か?」「豊かさの条件」
「社会人の生き方」「対話する社会へ」
全て岩波新書です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?