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ネガティブ・ケイパビリティ

以前、ある講演会で「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を聞いた。

どうにもならい、二進も三進もいかない事態に陥ったとしてもどーしよー、どーしよーとじたばたするのではなく、その状態をじっと受容し観察すること。

あがいたところで問題はよくなるとも限らない。また他人に愚痴を言ったり社会を恨んだりしても何も変わらない。

もちろん精神衛生上、時に言いたいことは口にした方が良いけれど、毎回となると聞かされる人はどんな風に感じるかな。そう考えると否定的な言葉の連鎖は美しくないだろう。


昨日は感謝企画、特別編ということで二つのエッセイを投稿した。

昨年2023/8/29から毎日noteを書き続けて自分の想いや考えを発信していたら見える景色が大分変わった。

初期の頃とは文体や書く内容も変わってきている。
そして現在、仕事や住む場所までも変わってしまった。

いろんなことがあったけど、書くことで自分の気持ちを整理し自分の現状をリフレーミングすることで、視線を上向きにできたのかもしれない。またカラオケで歌を歌うことも歌詞の内容に共感し、noteとは別のカタチで自分の感情を解放させ、心を落ち着かせてきたのだろう。

そして、いつも読んで頂き温かなコメントを下さる皆様のおかげで楽しく継続できている。
本当にありがとうございます(^^)v


この前、ある新聞記事を目にして驚いた。

最近の研究では日本社会において約3割の人が一生のうちに一度は何らかの精神疾患にかかるらしい。海外の例ではニュージーランド南東部のダニーデンでの研究では45歳までに86%の人が精神疾患にかかっているそうだ。

それだけ高い罹患率ならインフルエンザにかかるのと同じようで精神疾患も珍しくはないだろう。

ご多聞に漏れず僕自身も現在、病院の精神科を受診している。

以前、Instagramで軽くつぶやいたらザワザワしたのですぐに投稿を消したが僕のnoteを最初の方から丁寧に読んでいる人はそんなに驚かないかもしれない。

どうやら僕は発達障害と双極性障害の両方存在しているかもしれないのだ。
どちらか一方ではなくて両方。

テストが必要なら用意します、と病院で言われたけれど、別に日常生活に不都合ないから自分を「発達障害」かつ「双極性障害」であると証明する必要はない。

こんな僕だって普通に大学を卒業して、普通に仕事をしているし、普通に誰かを好きになることができる。

それでは、なぜ精神科を通院しているかというと仮に双極性障害の症状がひどくなった場合、躁状態のままで自殺したり、ギャンブルや複数人と関係を持ったりするなど衝動的な行動に走る恐れがあるのと、反対に鬱状態に陥ったら日常生活がままならなくなる恐れがあるから精神安定剤を処方してもらって寛解状態を維持する、というわけ。

ちなみに本を衝動買いすることはあるけどセンスはないからギャンブルはしないし、ルックスは良くない上、モテないので複数人と付き合うことはないからご安心下さい😊

長岡の心療内科クリニックの先生は僕の話をよく聞いてくれた。

竹内さんが前向きに暮らすこと。
それが大切だと思います。


縁もゆかりもない北海道俱知安町で新しい生活が始まるから環境変化への適応で心身ともにストレスがかかるかもしれないから無理しないこと。

紹介状を書くから俱知安の病院からも定期的に薬を処方もらうこと。

それらを約束した。


さきに紹介した新聞記事の最後にはこう書かれていた。

たとえ精神疾患と診断されるほどのこころの不調を経験しても、そこから立ち直る自然治癒力を私たちのこころが持っている(中略)
そうしたこころの自然治癒力のメカニズムに目を向け、それを活用して自分らしく生きていく手助けが進められている。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

大丈夫、僕も何とかやっているから。


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竹内康司
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