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書道教室の効用

書道教室に通い始めてから一月が経った。

当初は会社の社長から強制連行されて教室を訪ねたものの思いのほか書道にハマってしまい、毎週木曜日に足しげく通っている。子どもの頃、書道などの習い事の類をしてこなかったので新鮮だったし、何よりも小中学生の子どもたちの中に混じって、ひたむきに筆を動かす時間が何とも言えない安らぎを与えてくれる。

仕事やプライベートでの煩わしさから距離を置き、書に向き合いながら自分自身を整えていく。

そんな感覚だ。

先生から頂いたアドバイスに従いながら練習する。
僕の力量ではお手本と同じ文字を完全に再現することはできないけれど、日を追うごとに僅かであるが上達しているような気がしている。

大人になると「できて当たり前」の空気が形成されて、終始減点方式の世界に囚われてしまうが、僕は不得手なことでも時間をかけることによって上手くなることを体感したし、それによって自己肯定感がアップしたようにも思える。

もしろんまだまだ新参者なので小学生の女の子に鼻で笑われることはあるけれど、それはそれで驕らないように自分を戒めてくれる。

だから数学、文学、音楽(カラオケ)に加えて書道を趣味として認定してもいいかなと考えている。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。

ちょっとずつ亀のような歩みでも前進していこう。

【おまけ】
今日のタイトルが「~効用」だったので過去に作成した似たようなタイトル記事のリンクを貼っておく。


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