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【PODCAST書き起し】谷さんの観劇日記2021年10月(全3回)その1

【PODCAST書き起し】谷さんの観劇日記2021年10月(全3回)その1

 

【山下】はい、みなさんこんにちは。みんなで語る小劇場演劇のお時間です。谷さんこんにちは。

 

【谷】こんにちは、谷です。

 

【山下】ポッドキャスターの谷さんです。

 

【谷】宜しくお願いします。

 

【山下】はい、私MCの山下です。ということで、谷さんの観劇日記ということで今年の、2021年10月計12本と。

 

【谷】12本ですけれど11作品ですね。2回見た作品がありますので。

 

【山下】素晴らしい、ご苦労様でございます。ええ、ということで、ですね、ちょっと、この作品を、ちらしがもう、ここにありますね。ちょっとこれリストを出しますけど、この12作品を谷さんは今月ご覧になりましたということで。同じ作品を2回見てらっしゃいますが、その辺の話もあとでお話いただいて。まず1本目が、この、Theater 045 Syndicate『ヨコハマ・ヤタロウ〜望郷編〜』という、KAATの大スタジオで見た。今谷さんの左手の前にちらしがおいてございます。

 

【谷】ちょっと光ってるかもしれないんですけれども。

 

【山下】いや、大丈夫大丈夫。これですね、どんなやつですか?これは。

 

【谷】えーとですね、ヨコハマ・ヤタロウって私も知らなかったんですけれども、えっと、2018年に、横浜の雑居ビルで1回上演されて。

 

【山下】あ、そうなんですね。

 

【谷】その翌年、19年に下北沢で、どこか知らないですけどリニューアル上演して。その時になんか、掘り出し物ってなんかすごい大好評だった作品だったそうです。それが今回横浜に帰ってきたと。

 

【山下】なるほど。横浜の話だから。

 

【谷】そうですね。で、このKAATのこのシーズンのテーマが「冒」。冒険の冒なんですけれど、それにぴったりの作品なんですけれど、別に長塚さんがチョイスしたわけではないんだと思いますけどね。で、どういう話かっていうと、20xx年、xx年に犯罪都市になってるんですよ、横浜が。で、そこに、最強の、胸毛がぼうぼうのですね、裸人、裸の人ですね、弥太郎っていうのが帰ってきて。

 

【山下】帰ってくる、どっから帰ってくる?

 

【谷】えー、なんか、栃木かどっかあっちの方から帰ってきてですね。そこはよく分からないんですけれど。まあ、和製ウェスタンって感じですかね。

 

【山下】西部劇。

 

【谷】それで、砂嵐が吹きすさぶ横浜。

 

【山下】横浜がそんなことになってるんですね。

 

【谷】横浜市長との、横浜、横浜っていうのはだからカタカナのヨコハマなんですけどね。それがヨコハマ市長との戦いで、市長がなんと、寺十吾(じつなし・さとる)さんがやってるんですよ。

 

【山下】そうなんですか、へえ。

 

【谷】ええ。そうなんですよ。で、この脚本が僕初めてなんですけれど、佃典彦さん。

 

【山下】ああ、佃さん。

 

【谷】佃さんの描きおろしで。

 

【山下】佃さんのは、エンタメ色の強いのが多いですね。

 

【谷】そうですね。それで、啖呵と銃弾の音がばきゅんばきゅん飛び交う。まあ、すんごいワイルドな痛快作ですね。

 

【山下】なるほど。エンタメ作品ですよね。

 

【谷】エンタメ作品ですね。それで、ほんとにワイルドなんですよ。僕これ最前列で見て、すごいびっくりしちゃったんですよ。

 

【山下】横浜市長とはなんか関係が出てくるんですか?

 

【谷】いや、だから、横浜市長がなんか悪いことをやってて、それをやっつけると。

 

【山下】不正を懲らしめるみたいな感じか。勧善懲悪な話なんですね。

 

【谷】で、佃さんによりますと、このヤタロウシリーズっていうのは、あと5作品もあるそうなんで。

 

【山下】じゃあ、あと5作品あるんだ、やるんだ。

 

【谷】あるんで、やるんじゃないかなーと思います。演出が中山さんていう人で、中山朋文さんていう人なのかな。その人が、主役が045だから、横浜の市外局番ですよね、045 Syndicateに所属してるということらしいです。それ以上は分かりません私も。

 

【山下】それ以上、わからないこと、分かりました。

 

【谷】というのが、1作目の『ヨコハマ・ヤタロウ〜望郷編〜』でございました。

 

【山下】じゃあ、あと5作品上演されることを願いまして。続いてですね、『Birdland』。パルコ劇場の。これパルコ・プロデュースの公演ですよね。で、これ2番目のやつが、こういうちらしでございます。

 

【谷】こういうちらしなんですけど。

 

【山下】大きいですねほんとは。

 

【谷】実はでかくて。

 

【山下】でかい、すごいでかいね。

 

【谷】ポスターサイズなんですね。分かりにくいんですけど。

 

【山下】写真がコラージュされてますね。

 

【谷】音楽が、まあようは演奏してる、あれですね、スタイルが。

 

【山下】ああ、そうか。これ何、ミュージシャンの話?

 

【谷】ミュージシャンの話なんですよ。

 

【山下】バードランドっていう曲で「♪ちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃんちゃんちゃんちゃん♪」の。なるほどね。失礼しました。で、これはどんな話で。

 

【谷】これはですね、あの、外国の作品で、サイモン・スティーヴンスさんていう方の作品で。まあ過去には日本では『夜中に犬に起こった奇妙な事件』。森田剛さん。

 

【山下】あ、森田さんの。すごいよかったですあれ。ああ、あれの人なんですね、作家が。

 

【谷】あと、フォーチュンていう人なのかな、一昨年やった。僕はそれ見てなかったんですけど、フォーチュンの方は見ましたけれど。で、今回日本初上演なんですね。このちらしとかポスター見てて、僕、音楽劇だと思ってたんですよ。本当に太鼓叩いたりすんのかと想ったら、まあセリフ劇だったということで。演出がですね、ゴジゲンの松居大悟さん。

 

【山下】ああ、松居さん、はい。

 

【谷】松居さんがやっていまして、話としては、世界的に人気絶頂のロックスターの世界ツアー最終の1週間を描いたやつで。ロックスターのなんて言えば、悲劇的な、上り詰めたところと悲劇的なところを描いていると。で、これがですね、ワールドツアーなんで、モスクワからベルリン、パリ、最後ロンドンに行くんですけど、えっと、主演がKAT-TUNのえーと。

 

【山下】亀梨さん?

 

【谷】上田竜也さん。

 

【山下】上田さん。

 

【谷】上田さんなんですよ。その上田さんがポールという役なんですけど、それを取り巻く人たちがですね、何役も演じ分けてやってると。で、その面々が結構すごくて。安達祐実さん、玉置玲央さん、佐津川愛美さんて読むのかな? あと、目次さんてゴジゲンの人。池津祥子さんと、岡田義徳さんと。

 

【山下】すごい、豪華な!パルコ・プロデュースらしい。

 

【谷】ええ、そういうことで、ピアノの、演奏はピアノの生演奏が入ってました。

 

【山下】ジャズ? ジャズピアノ?

 

【谷】ジャズじゃないですね。バードランドだから僕も……。

 

【山下】ねえ、バードランドって何かの意味があるんですか?その劇の中で。鳥のなんか。

 

【谷】よくわからない

 

【山下】おお、なるほど。

 

【谷】それはセリフにもなかった。で、この作品はほんと、上田さんのための、上田竜也さんのための舞台じゃないかと。

 

【山下】フィーチャーされてると。

 

【谷】劇場、パルコ劇場に着いた時点で、あまりも女性だらけで、ほんとびっくりしちゃって。

 

【山下】すごいですねジャニーズファンは。

 

【谷】しかもですね、私、前から3列目のセンターで。ほんとに申し訳なかった。

 

【山下】ファンに囲まれて。

 

【谷】僕は、ほんとは松居さんの演出を観に、松居さんで取ったわけですよ、ある意味。だから申し訳なかったですね。ただ、上田さんは、ほんとずっと2時間半、休憩ありで2時間半なんですけれど、出ずっぱりでセリフ回しもうまくて。まあ、顔立ちがやっぱり良いんですよ。特に横顔とかね、すっきりして、かっこいいんですよ。

 

【山下】じゃあ今日の査定の仕方とかも。

 

【谷】まあ、芝居の内容はね、どっちかっていうとその、外国劇にありがちな、ちょっと救われないところが。

 

【山下】ああでも、この作家はそういうところありますね。

 

【谷】そういう作品でございました。『Birdland』またどっかで再演するかもしれませんね。これ全国に回ってましたからね。

 

【山下】なんか、演劇ファンのなんか、オンラインの打ち合わせがあって、『Birdland』がすごい良かったっていう、若い男性がおりましたけれど。

 

【谷】上田君でほんとにいけたんじゃないかな、が良かったんじゃないかな?と僕は思ってますけどね。

 

【山下】森田剛とか、上田さんとかジャニーズの人とかすごいですね。ということで、2本目が、『Birdland』でした。で、3本目が、劇団☆新感線。いのうえ歌舞伎のこれなんて読むんだろう、『狐晴明九尾狩』ACTシアターかな。これで、今谷さんが、ちらしを付けてくれましたけれど、こんなやつでございますが、これはえーと、安倍晴明ですかね。

 

【谷】正式にいうと、『狐晴明九尾狩』ですね。

 

【山下】九尾狩り。はい、狐の。何これ、安倍晴明とかの。

 

【谷】安倍晴明の話なんです。

 

【山下】あ、やっぱそうなんだ。

 

【谷】そうなんです。えっと、中村倫也さんが主演の。主人公で、で、新感線も41周年を迎えたと。

 

【山下】おー、41周年。

 

【谷】これ、ちなみにあの、ちらしじゃなくて、ホームページからプリントアウトしたもので。

 

【山下】ちらしないんですね。

 

【谷】ちらしないんですよ。

 

【山下】新感線だから、ちらしもいらない。

 

【谷】ちらしなくても売れてしまうと。

 

【山下】お客さん来ると。

 

【谷】すぐ売れてしまうということで。

 

【山下】ホームページから引用させていただいてます。

 

【谷】すみません。中島かずきさんの描きおろしの伝記時代劇で。2年半ぶりのいのうえ歌舞伎ということで。総勢ですね、38名のキャストで、休憩挟んで3時間ということで。ほんとわね、3時間半くらいやりたかったらしいんです。あの、そこはちょっと時期がまだはれてなかったんで。

 

【山下】そうですね、10月はね。まだ、緊急事態宣言というか。

 

【谷】そうですね。まあこれ、東北新社もですね、映画「陰陽師」を野村萬斎さんで、2本手がけさせていただきましたけれども、おなじみですよね。他にも色々出てらっしゃるので、ご存じかもしれないですけど。いのうえ歌舞伎では、晴明伝説にですね、新感線らしい大がかりな舞台装置と立ち回りや歌やダンス、笑いを盛り込んだ、伝記ファンタジーに仕上げたということですね。

 

【山下】あの、人物吊ったりもしたんですか。ワイヤーでわーっと。

 

【谷】いや、そこはなかったかな。

 

【山下】そこはなかったと。

 

【谷】ええ、まあ、平安時代の話なんで、えっと、安倍晴明が中村倫也さんで。

 

【山下】中村倫也さん。

 

【谷】女性が吉岡里帆さん。

 

【山下】へえ、すごいですね。

 

【谷】狐のね、妖狐っていうあの妖怪の。

 

【山下】どんぎつねさんじゃなくて?

 

【谷】そこからキャスティングしたのかなって思っちゃうんですけど。

 

【山下】日清食品の提供とか? そうなんですか?

 

【谷】いや、してないしてない。

 

【山下】どんべえ狐じゃないんだ。でも狐の役なんですか?

 

【谷】狐風の妖怪。

 

【山下】どんぎつねファンはたまらないですね。

 

【谷】たまらんたまらんですね。

 

【山下】中村さんて、なんかあの、声がすごいおとなしい感じじゃないですか。舞台だとどんな感じで喋られるんですか?

 

【谷】それが、ちょっと、後で言おうと思ってたんですけど、自分のことを「僕」って呼ぶんですよ。

 

【山下】へえ、いいじゃないですか。

 

【谷】それで、安倍晴明が「僕」なんですよね。だから、ちょっとお茶目。あて書きだと思いますよ。

 

【山下】僕、良いじゃないですか。

 

【谷】で、結構、相手役が、悪役がですね、ほんとにヒールに徹して、もうほんとに、こんな悪い役初めてだなっていうのが向井理なんです。

 

【山下】向井理さんでもそういうのできそうですよね。

 

【谷】そうそうそうそう。あの、良かったです。

 

【山下】向井さんはね、中世のああいう服よく似合いそうだもんね。

 

【谷】あとは、浅利陽介さん。竜星涼さんて最近出てますけど。あと早乙女さんの弟の方ですね。友貴さんていうのかな。あと、千葉哲也さんとか。高田聖子さん。

 

【山下】千葉さんはね、もともと新感線で。

 

【谷】粟根まことさんとか。あとは、もう面々ですよね。新感線のレギュラーメンバーと。

 

【山下】41年ですか?

 

【谷】41周年ですね。

 

【山下】すごい。

 

【谷】すごい、まあ、すごい作品でした。

 

【山下】新感線、常に満席でしたかやっぱり?

 

【谷】満席です。

 

【山下】すごいですね。ほんとに。

 

【谷】ACTシアターは満席です。

 

【山下】で、続いてですね、4本目、猫のホテル『ピンク』というやつで、スズナリでやっていたのですが、千葉雅子さんで作・演出で。久しぶりなんですよね、猫のホテルって。これが、ちらしで、ピンクで、電話をしてる。

 

【谷】電話ボックスに入ってるんですけど。これは、どういうことか分からないんですけど。

 

【山下】どんな話で。

 

【谷】『ピンク』ってまあ、千葉雅子さんが猫のホテルの主催者なんですけども。30周年の記念公演で。言ってみれば、変わりゆく者の物語と題して。劇団メンバーが6人居りまして、中村まことさんと、森田ガンツさん、市川しんぺーさん、佐藤真弓さん、村上航さんていうのかな?わたるさんかな。あと、千葉雅子さん。

 

【山下】航空の航さん?

 

【谷】そうですね。それの、6名に客演で尾上寛之さんが加わって。まあ、家族の事情とか生きづらさをですね、抱える家庭教師の女性、千葉さんが演じた。

 

【山下】ああ、千葉さんが家庭教師。

 

【谷】その教え子の、佐藤真弓さんが演じるミツコの行く先をずっと、時代を描いてるんですね。

 

【山下】佐藤さんが教え子、学生をやったんですか?

 

【谷】うーん、あの、小学生かな。

 

【山下】すごい。

 

【谷】それで、ほんとに、男性陣が女装して、ほぼ女性の芝居なんですよ。今まで、猫のホテルでは、男が中心の舞台だったんですけど。

 

【山下】そうですね、確かに。

 

【谷】今まで取り上げなかった女性の話をやったと。

 

【山下】珍しいですね。

 

【谷】で、ちょっと彼女が書いたことを読みますと。

 

【山下】それは、千葉雅子さんが?

 

【谷】千葉雅子さんが。家父長制で守られた世界で、逞しく生きる女性の物語を作りたいという思いであったと。で、百年前の英国、イギリスですね、イギリスでは、成人男性が赤い軍服を着たことから、ピンクは男の子、ブルーは女の子の色とされた。

 

【山下】昔はね、イギリスはね。

 

【谷】ええ、そんな常識がまあ今は逆転した。

 

【山下】そうですね。確かに。

 

【谷】という変容の意味を込めて、タイトルをピンクとしたということです。

 

【山下】なるほど、なるほど。

 

【谷】という作品で、1時間45分。劇団公演としてすごい大成功だったんじゃないかと思います。

 

【山下】なるほどね。いやいや、久しぶりの公演ですもんね。

 

【谷】そうですね。今度また、12月に今度、土田さんて、MONOの土田さんと一緒になんか。

 

【山下】たまにやってますよね。

 

【谷】またそれも行きますけど。

 

【山下】おー。じゃあまた紹介してください。

 

【谷】また、ご紹介します。

 

【山下】続いてですね、5本目が、東京芸術祭2021。ロロ。『Every Body feat. フランケンシュタイン』ということで、東京芸術劇場シアターイーストの公演でございますが、これがちらしでございます。フランケンシュタインの可愛いイラストですが、どんな話だったんでしょう。まあ、私も見たんですが。

 

【谷】まあ、えっと、まず東京芸術祭っていうのがございまして、

 

【山下】はい、毎年やっていますね。

 

【谷】それの1つの演目になってるんですね。今年の今回のテーマが「歴史のまばたき」という。

 

【山下】ああ、そういうテーマだったんですか。今、初めて知った。

 

【谷】ということで、いろんなのやってたんですけど、僕は行かなかったんですけど、上では、プレイハウスでは、『ロミオとジュリエット』を500円で見せて。

 

【山下】はい、私500円で見ました。このあと、ロロのあとに。

 

【谷】とはいえ、その作品で。たまたま山下さんが、珍しく整理番号1番のチケットを持ってて、僕は5番か6番だったんですけど。これは、別の日の話ですけどね、最初に見たのはね。そのあとで、ご一緒したんですね。

 

【山下】2回目の時ですね。なるほどなるほど。

 

【谷】これは2回目の見たんですけども、ロロってご紹介したけど、いつ高シリーズっていうのがありまして。

 

【山下】ああ、もうやらないのかな。

 

【谷】まあ、総集編みたいなのがやるかもしれないですけど。今後の展開僕も注目してたんですけど、こんなに早く第一弾を主催者である三浦直之さんかな、が示してくれたということで。死者をパッチワークして生きる怪物、科学者のベクターフランケンシュタインが作ったわけですよね。

 

【山下】そう、フランケンシュタインて「ウホーウホー」がフランケンシュタインだと思ってたら違うんですよね。

 

【谷】じゃないんですよね。怪物くんのイメージになっちゃうんですけど。

 

【山下】怪物はフランケンシュタインじゃなく、博士の名前だった、作った人だったっていう。

 

【谷】ですね。それで、まあ醜い人造人間の科学者への復讐の物語なのかな。僕はちょっと読んでないので分からないですけど。

 

【山下】僕も読んでないです。オリジナルは。

 

【谷】で、ロロのうち、全員出てないんですけど5人で、うん、客演5人と。亀島さんていうのが、まあ演じるライカっていうのと、関りある3人。ページ、スカートっていうのがお母さんになってるのが合わさって怪物が生まれるという。

 

【山下】そうですね。その人たちが合わさって怪物になっていくっていう様を抽象的に描いてますよね。

 

【谷】そうですね。それに振付してるのが、岩渕貞太さんていうのかな。

 

【山下】あ、あの振付面白かったですよね。

 

【谷】ええ、ダンス界では有名な方ですけどね。

 

【山下】なんか、人間が重なって行って1つになっていくっていうのがよくでていて。

 

【谷】そうですね。

 

【山下】ある種のアート作品ですよね。

 

【谷】アートですね。ほんとにね。

 

【山下】現代アート作品で、ストーリーだけ追いかけて行って理解しようとすると難しいと。

 

【谷】怪物と交流する少女、森本華さんが演じてた「ハナタバ」を機転として、過去に遡って物語が解きほぐされて食って感じですかね。

 

【山下】確かに確かに、確かにそうですね。

 

【谷】良かったのが、すごい良かったのが、音響。

 

【山下】ロロは、毎回音響ちゃんとしてますよね。あれなんか音楽をやっぱり自分たちで作ってるのかしら。

 

【谷】かもしれないですね。あと、照明もちょっと今回ってすごい暗めの作品だったんですね。

 

【山下】そうですね。暗かったね。

 

【谷】そう、トーンが暗くて、あとまあ、舞台装置も回転舞台っていうんですか。

 

【山下】1つの家の、回転して中が見えたりする。

 

【谷】3面かなんかのやつですね。で、まあ衣装もすごく、なんか面白くって。

 

【山下】はい、洒落てましたね。

 

【谷】世界観作ってましたね。

 

【山下】ある意味ほんと、現代アート的な。

 

【谷】そうですね。だから、ここからがロロの新たな始まりなのかなっていうのを感じる。

 

【山下】なるほどね。いつ高シーズン終えて、新たな始まりとしてのトライ&エラーが始まってると。

 

【谷】そうですね。と、思います。

 

【山下】なんか、三浦さんね、ちょっと1回お話聞いてみたいですね。音楽についてどんな感じなのか。

 

【谷】そうですね。まあ、三浦さんテレビ界にも出てきてますし、映画もこの間やってましたし。

 

【山下】ああ、そうですか。

 

【谷】あの、いろんなところで表現されてますよね。

 

【山下】アーティスト的なところがあるから、それがどうやって世間にね、うまくリンクしていくのか楽しみです。

 

【谷】まあ、三浦さんが引用もしているんですけど、詩とかポエムとか。あとまあセリフ、言葉、世界をですね。今回僕これ1回見たわけですけども、最初は最前列で見て、2回目は真ん中あたりで見て。脚本も買って読んで。相関図も作って読んで。これちょっとね、人間関係が複雑なんですよね。で、相関図作って、結構自分の中では深入りできた作品です。

 

【山下】いいですねえ。こうやって見る演劇もあるんだという1つのね、スタイルですね。

 

【谷】ロロの『Every Body feat. フランケンシュタイン』。

 

 テキスト起こし@ブラインドライターズ
 (http://blindwriters.co.jp/

 

起こし担当:坂本奈々美

この度は、ご依頼をいただき、ありがとうございました。
私は、演劇につい明るくないため、文字起こしをしながら始めて知ることがたくさんありました。これから今までの自分には馴染みのなかった芸術の世界にも関心を持っていきたいなと感じました。
引き続き、ご依頼お待ちしております

 

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