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演奏会ができるまで #7 〜幹部(正指揮)〜

演奏だけでなく、運営・指揮も全て団員が担っているブラアカ。
では、実際にはどのようにして演奏会が作られているのでしょうか?
ブラアカnote第二弾企画は「演奏会ができるまで」。昨年度の各セクションチーフ・幹部に協力頂き、1年間の集大成でもある定期演奏会の舞台裏をご紹介します!

ラストは正指揮編!昨年度正指揮で定期演奏会後に引退されたクラリネット4年Aさんに紹介して頂きます。

正指揮とは

ブラアカには正指揮(3年)・副指揮(2年)と2人の学生指揮者が存在します。ブラアカでは外部の指導者をお呼びしておらず、正指揮・副指揮の2人で協力して練習を計画し、本番までの指導・指揮を行います

また、代表・副代表とともに幹部を構成し、ブラアカの運営の中枢を担う存在でもあります。

では、定期演奏会に向けて正指揮がどのようにしてブラアカの演奏を作り上げていったのか見てみましょう!

普段の練習

演奏する曲の指揮については正副で分担しており、お互いがそれぞれ自分なりに準備をして合奏をします。

また、ブラアカでは毎回の合奏の始めに基礎合奏を行なっており、そこでも指導をします。
基礎合奏では、一人一人の奏者のコンディションの確認や全体のサウンドの向上などを目的としています。

それぞれの練習の内容については、各パートの演奏リーダーたちとも相談しながら計画しています。

定期演奏会に向けて

ブラアカの定期演奏会は例年2月に行っていますが、定演に向けての練習は前の年の8月頃から始まります。

約半年をかけて様々な練習を行いますが、その中でも特に集中して臨むのが、9月の秋合宿、1月のホール練、そして本番の約1週間前から始まる直前練習です。

本番までまだ時間がある秋合宿では、各曲を実際に演奏してみることでバンドの長所や課題を探り、本番の演奏のイメージや今後の練習についてあれこれ考え、方向性を固めるという段階です。

そんな秋合宿で作った演奏をもとにAセメスター中も練習を行い、曲の一つ一つのパーツを磨いていきます。

年明けのホール練や直前練習では、より一層曲の細部のパーツにこだわるとともに、曲中の「つなぎ」や全体像を課題として試行錯誤を繰り返していきます。

そのようにして、指揮者・奏者ともに本番の演奏が納得の行くものとなるよう仕上げていきます。

1年間正指揮を務めて

指揮者の仕事として、毎回の合奏で指導するのもちろん大事ですが、合奏以外の時間でたくさんの奏者と個別にコミュニケーションを取るのも同じくらい大事だと感じました。

指揮者も奏者も学生同士だからこそ対等に意見交換をすることができ、曲への解釈が洗練されたり新たな発見があったりしました。

このようにして作られていく演奏会は、自然と団員一人一人の想いがつまったものとなり、指揮者としても大きなやりがいを感じることができました。

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最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます!
私は3ヶ月前の定演で引退した身ですので、遥か昔の記憶をたどりつつ書かせていただきました💦

今は東大でも課外活動が禁止され、学業にも支障が出ている状況が続いています…
1日も早くかつての日常が取り戻されることを願ってやみませんが、いつかきっとまた後輩たちが素敵な音楽を奏でてくれると思います!

ブラアカへの入団を検討している方もそうでない方も、その際にはぜひブラアカの演奏会へ足をお運びください♪
昨年度正指揮 クラリネット4年 A

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