[Spine]便利機能メモ
実際に業務で作業している時によく使用する機能のメモです。
表示順序
便利機能というより基本として必ず使用する機能になりますが、素材の表示順を変更する際に使用します。表示順序内で上にあるスロットほど上に来ます。ドラッグ&ドロップで好きな順序に変更できます。アニメ化画面では表示順序を変更することでキーが打たれます。
オフセット
「ループする動きの周期をズラす」機能です。ループアニメを作成する際には必ず使用します。例として周期をズラしていない状態とズラした状態を比較します。
袖の3つのボーンが同じタイミングで回転している状態
同時に動いているので不自然な揺れ方をしています。
オフセットで2つ目と3つ目のボーンを20Fずつ後ろにズラした状態
先端が遅れて揺れることで自然な動きに近づきました。
オフセットした後に修正したくなった場合
一度オフセットした後に「やっぱり動きを修正したい」となった場合、キーがズレてしまっているのでその状態からキーの数値を変更すると不自然な動きになってしまいます。なので、一度オフセットで元の状態に戻し、オフセットによって生まれたキーを削除、グラフのカーブも戻してから動きを調整して再度オフセットを行っています。ズラす際に10Fや20Fなどキリの良い数値にしておくと戻すときに楽です。
追記:ver4.0でグラフが改善され修正が楽になりました
ゴースト化
前後フレームを半透明の赤と青で表示してくれる機能です。モーションを整えるとき、運動曲線を確認したいときに便利です。
[メッシュ編集]トレース
メッシュ編集時、右下の「トレース」機能を使用することで自動的に輪郭を取ってくれます。数値を変更することで細かさなどを自動的に調整できるのでポチポチ手動で打つ手間を省略できます。
アイコン変更
用意されている複数のアイコンに変更することができます。カラーやリネームと同様に自分が作業しやすくするための要素になります。
マスク(クリッピング)
Spineでは「クリッピング」という名前でマスク機能があります。
トランスフォーム・コンストレイント
一つのボーンの制御に連動して他のボーンも同時に制御できるようにするコンストレイントです。参考画像では眼の上下を同時に制御できるようにトランスレート・コンストレイントを作成しました。以下はその際の手順になります。
親(コントローラ)にしたいボーンを選択>「新規」からトランスフォーム・コンストレイント>子にしたいボーンを選択>オフセット「一致」(ミックスの数値を変更しても見た目に影響しなくなる)>ミックスのトランスレートの数値を-100に設定(目を細めたり見開いたりする動きを作りたいので、親ボーンと逆側に動いてほしいため)
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