#07 会社辞めての爆躁とその後の鬱

無報酬労働期

会社を辞める少し前から、当時流行っていたUstreamというライブ配信サイトで『居酒屋人生』と言うインタビュー番組を始めた。企業に雇われることなく独立して生計を立てている方を中心に、その人が活動してる拠点でお酒を飲みながら生配信でインタビューする番組。お酒を飲みすぎて羽目を外し過ぎた結果アーカイブを非公開にしてくれと頼まれたケースもあったw
それとは別に東日本大震災への復興支援を紹介する『オレたちなりのPray For Japan』って番組やったり、ライブハウスからのライブ配信やったり…
当時は投げ銭システムなどもなく完全無償。今考えるとマネタイズする気もなかった気がする。

で、金稼いでもないのに当時流行りだしたシェアオフィスを知人がやっていたので、そこに入居。そのオフィスにはイベントスペースも併設されていて、月イチでアートイベントを企画・実施していたんだけど、実務におわれてできなさそうと相談され、企画からブッキングから制作から全部一人でやった。これも無償。
今考えると、この辺で身につけたスキルは役に立ってるんですけど、無償なので当然貯金はどんどん減っていく。
それでもやりたい事やりまくって次第に借金が膨れ上がる。
それを指摘されると「おれ間違ってないのになんで邪魔するんだ!?」って喧嘩したりする。
完全に躁状態。

もちろんこんなこと長続きする訳もなく、退社から一年くらいで精神的に墜落し鬱期突入。
周りからの信頼を失い、残ったのは1000万超の借金のみ。
債務整理は両親に頼ってしまった。
自己嫌悪から抜け出せなくなった。

鬱の5年間

と、大見出しにしたはいいものの正直あまり記憶にない。
というか記憶に残るようなこと何にもしてない。
ただ寝て起きて食べて寝て…
家族ともまともに話さない生活。
完全なひきこもり。

唯一記憶にあるのはこの間半年くらい母方のおばあちゃんが同居したこと。
オレおばあちゃん大好きだったから、嬉しかった。
数年前にコロナ流行りだした頃施設で亡くなっちゃったからお葬式にも墓参りにも行けてないのがひっかかってる。いつか墓参りいったら一緒に住めたの楽しかった事を伝えようと思う。

この鬱期は結果5年間続いた。その間病院にも行かなかった。それがある時から外に出ようという気になった。そうして自然に鬱期が終わりまた躁になっていくのだが、その話はまた次回。

最後まで読んでくれてありがとうございました。


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