Mustマインドと自己肯定感⑵ 仕事がつまらない=自己肯定感が低い?

前回の記事で「(当時の自分にとっては)コンサルはつまらん」と言い切ってしまったが、では「自分側には仕事をつまらなく感じてしまう要因はないのか」ということを、客観的視点も踏まえて考えていきたい。

前回記事
Mustマインドと自肯定感 
⑴Mustマインドに至った背景

コンサルの仕事がつまらない要因として「結局自分のやりたいことをやっているわけではないから」ということをあげた。

もう一つ、「仕事がつまらない」と感じる要因として、コンサルに限らずではあるが、「達成感が感じられない」ということがあげられるだろう。

達成感を感じられない要因の一つとして、「本当にやりたいことではない」ということが当然あるわけだが、自分側の心理的な要因として「自己肯定感の低さ」というのがあげられるのではないか、と考えている。

以前の投稿で、「労使」という契約のもと時間的な縛りが発生することにより、労働者の労働意欲は押し下げられる方向にあることを述べたように、あの記事を書いた当時の自分はとにかく絶望的に働く意欲が低かった。

「労働」への違和感

タスクでいっぱいいっぱいのときはそんなことを気にする余地もないのだが、少し余裕ができると「こんなのでいいのだろうか」と考えるようになり、とにかく仕事に行きたくなくなってしまう。

通常であれば、忙しくなればなるほどしんどくなって来るものだが、それに逆行している形である。

余談ではあるが、職場でストレスチェックなるものをここ数年は定期的に受けており、かつて土日も働いていたときは「もう仕事ありすぎてイヤ。ストレスチェック引っかからないかな」という思いで回答し、最近は「とにかくやる気が出ない」と思いつつ、その気持ちを正直に回答したりしたものの、これまで一度たりとも「問題あり」になったことはない。というか常に良好である。

そういった意味では、一応ストレス耐性はあるということだと思われるので、単純な「ストレスからくるやる気の阻害です」ということではなさそうである。

そんなわけで「どうしてこんなにも働きたくないのだろう」と思い悩み、ネットで検索していたところ以下の記事に行き当たった。

自己肯定感が低い人の典型的な4種類の行動パターンとその深層心理
https://www.motivation-up.com/motivation/selfesteem.html

このサイトによると

この自己肯定感は、物事に取り組む意欲(モチベーション)や幸福度にも大きな影響を与えます。
自己肯定感が高ければ、人生における様々な出来事に対して積極的に取り組んでいくことができますし、幸福度も高まっていきます。しかし、自己肯定感が低いと意欲の低下だけでなく、自分で自分を苦しめるような考え方にとらわれてしまい、幸福度もなかなか高まらないといったことも起こります。

これはまさに当時の自分の状態ではなかろうか。

自分は自己分析などはあまり得意ではなく、就職活動のときもろくにやらなかった(そして大多数のお祈りをいただいた)。

「そもそもメンタルの状態が悪化するのは精神が弱いからであって、自分に関してはそんなことはない!というかそんなことはあってはならん!」と考えてる節があるため、自分のメンタル状態が悪化していると実感したとしても、これまではあまり気にしないようにしていた。
(※決して、世の中の仕事やプライベートで悩んで心身が不調になってしまった方々の精神が弱いと言っているわけではありません。自分自身を鼓舞するためのマインドとして、そう自分に働きかけ続けてきた、という話です。念のため。)

しかし、仕事が忙しすぎて転職を決意し、忙しさが緩和されてもなお「やる気が出ない」と不満を垂れ流し続ける自分のメンタル状態はどう考えても正常とは思えないので、自分自身を「自己肯定感が低いため、やる気が出ていない」という状態だと仮定し、少し深堀してみることとした。

少し長くなるので、続きはまた次回。

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