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ばぷる
2019年10月8日 00:00
赤毛の彼女は太い肉をがつがつと二口かじって、背後の砂浜へと捨てた。「いい島だ」肉はぼおんぼおん、とバウンドして元あった場所に落ちる。「ぐぐ……」足元を見た。血濡れの迷彩を着た男が彼女の脚を掴んでいた。胸元には禍々しいヤギのピンズも刺してある。「……やっぱ嫌な島。そうじゃない? 何? 悪の組織? どうでも良いけどさ」彼女は足を払って散弾銃を一丁抜き、腕ごと肩を吹き飛ばす。呻き声は無くな