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企業構造(役目/従業員への期待)を理解し上手くキャリアに利用しよう

今回の内容は企業構造を紐解き→未経験でもその構造を上手く利用しキャリア(経験)を積むにはどうするのが良いのか書いていきます。構造など取り巻く環境を理解することはとても重要です。勝てる戦を見極め挑むのが重要であり負け戦の環境は避けるべきです。わざわざ川を逆流したり地形を利用せず挑むのは勝つ確率を落とすだけです。未経験領域の転職を希望されている方には特にお読みいただきたい内容です。
企業構造(役目/従業員への期待)


いきなりですが、株式を発行する企業の一番の役目(使命)はなんでしょうか?消費者満足でしょうか?環境貢献でしょうか?従業員満足でしょうか?全て違います。株式会社は株主に利益を還元するのが役目です。それ以上もそれ以下もありません。その利益還元に向けてに企業は利益を上げるための手段として人を雇用しています。つまり企業は従業員に利益を生むことを期待しています。そしてその対価として給料を払っています。

では会社は従業員の得意事と不得意な事とどちらに給料を出しているのでしょうか?お分かりですよね。答えは得意な事に払っています。会社は利益を上げ株主に還元しなければならないのですから利益を上げてくれるよう従業員に得意事を任せ価値として給料を払います


まとめると株主への利益還元のために会社側は「利益を上げるために人を雇用。利益を期待し従業員へ得意事を任せ給料を払う」というのが企業構造になっています。これは時間が経過しても覆らない・覆せない構造です。
そして覆らないのならこの構造を上手くキャリアに利用するまでです。

◆経験を積むための個人の取り組み -チャンスの作り方-
ここからは企業視点でなく従業員視点で書きます。上記の通り従業員が任される仕事は得意領域です。ということは仕事をこなし利益貢献できれば経験値が溜まり更に得意になり会社からまたその系統の仕事を任されやすいという理屈になります(経験の好循環)。逆にいえば得意だと思われていない事(未経験)は最初の機会が無いのでそれ以降も任させる機会は無く経験値が溜まらないということです(未経験の悪循環

企業の役目と従業員への対価.002

つまり、未経験領域でやりたいことがあるならばここで工夫する必要があると言う事です。
その方法を端的に言うと「その分野に関心がありとてつもなく努力していることを”社内で口に出し関係者と上位層に認知させる”」ことと、合わせて「未経験領域の会社の課題を自主的に上げ、依頼がなくてもある種勝手に解決に向け取り組み断片的にでも結果を出すこと」です。(そのためには事前に相当な能動的インプットと、本務に加え一時的に多くの業務を実施する努力が必要です)

この2つを実施しておくと未経験領域でも得意領域なのか(?)と新たな依頼がかかることがあります。依頼が掛かればあと少しです。日々のインプットを活かし結果を出すことに全集中してください。これで上手くいけばあとは分かりますよね。上の絵のように経験の好循環に乗り、また依頼がきて対応すれば経験を積むことができます。ここからやりたかった経験領域のキャリアがスタートできます。
もしその会社にそのポジションが存在していなければ作ればいい。もし作れないなら積極的に提案を続け行動し経験を積むことで他の会社に転職することだってできます。転職先からしたら、能動的に動き実質経験し結果を残していたことはもはや"未経験"には見えず、むしろ自分で積極的に動き結果を出してきたことが評価・信頼されるはずです

◆おわりに
目的整理の記事で書きましたが転職は手段であり、目的達成に向けて転職が最適な解であるとは限らない。今回のように未経験領域であっても目的に向け本質的な力を付けるために社内でできることや社外活動でできることがあります。その努力した上で転職をするのが最善と考えるならば転職すればいいと思います。
厳しいように感じた方もいらっしゃると思います。ですが目的が本質なので目の前の手段の転職活動にだけ没頭してどこでもいいからとりあえず転職しようとなってほしくないです。きっとそれは目的とずれてしまうのではないでしょうか。
今回は企業構造を理解し会社の求めるものを理解した上で、未経験領域の仕事を獲得できるよう工夫・と努力によって経験の正のスパイラルに乗れることをご紹介させていただきました。私は今までの2度の転職(異業種&異業界への転職を2回)をこの方法で実現しています。その過程で「なんでやってんの」と笑われることだってありました。何度ご飯の誘いを断って一人で打ち込んだことか。でも後悔は全く無いです。
今はコロナ禍で色んなご事情もあるはずです。今後も情報を発進し目的達成に向け少しでもお力になれればと思います。
お読みいただきありがとうございました

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