THE PIONEER~先駆者の起業事例~ Vol.2
こんにちは。
BLUPRINT HUSKINGSです。
THE PIONEERシリーズでは、起業の先駆者のストーリーを紹介していきます。
第2回目の今回はバタフライボード株式会社代表、福島英彦さんの事例をご紹介します。
BUTTERFLY BOARD
バタフライボードは折り畳んで持ち運びが出来るホワイトボードです。
手帳サイズからA3サイズまで幅広いレパートリーがあり、様々なシーンで利用できます。
マグネットによる脱着式で何度でも繰り返し使用できます。専用のペンも付属されており、メモやノートとしての機能も。
Hello,ideaをキャッチコピーにチームや個人の新しいアイデアの出発点をサポートするツールがバタフライボードです。
創業者は音響機材のエンジニアだった
スタイリッシュで機能的なバタフライボードですが、開発したのは文具メーカーの方ではありません。音響機材のメーカーに勤めていたエンジニアがバタフライボードを開発しました。
畑違いのエンジニアが何故ホワイトボードを作ったのでしょうか。
バタフライボードの開発者で、バタフライボード株式会社の創業者である福島さんは、ある時コミュニケーションツールとしてのホワイトボードの有用性に目をつけました。なのに、ホワイトボードは会議室にしかなかった。
そこで、福島さんは自分用のホワイトボードを自作することを始めました。
最初は100円ショップの既製品をテープで張り合わせるという原始的な開発作業だったそうです笑。
何度も試作を繰り返し、細かい仕様を作っていきました。
専用のペンも開発しているとは驚きです。モノづくりが好きだから出来ることですよね。
アイデアを製品にする準備
アイデアが素晴らしいだけでは製品化、事業化は出来ません。資金調達やそれ以外の要素も多く必要です。
バタフライボードのロードマップを見ると、プロトタイプが完成した直後に国内の特許を取得しています。特許の出願は一般人が自己負担するにはとても高い費用がかかります。このあたりからも福島さんのバタフライボードにかける気概が伝わってきます。
さらに、特許出願後にクラウドファンディングを使って300万円近い資金を獲得しています。700人を超える支援者がいました。
特許を取得しなくても製品化は出来ますし、クラウドファンディングをしなくても資金調達は出来ます。しかし、特許による技術の裏付けとクラウドファンディングというプロモーション要素のある資金調達ルートを利用することで、起業する前から顧客を掴むことが出来たのです。
一人きりの戦い
THE PIONEER Vol.1でご紹介したBeahouseの阿部さんと同様に、バタフライボードの福島さんも一人で事業をしています。
Beahouseの阿部さんの場合は、一人で起業することの利点を挙げていましたが、福島さんの場合は一人での経営はリズムを作るのに苦労していたようです。
一人で誰にも縛られない自由はありますが、孤独感や閉塞感、アイデアのスランプは起業やフリーランスで一番先にやってくる課題かも知れません。
アウトプットしよう
福島さんは起業家を目指していたわけでも、社長になって儲けようとしていたわけではありません。
自分が欲しいホワイトボードを作りたかっただけです。そのあたりはBeahouseの阿部さんと似ていますね。
自分で何かを作っていると、これでいいんだろうか?とか本当に売れるのか?とか気が滅入る考えが次々に浮かんでくるものです。
福島さんの場合は、特許出願で自分のプロダクトの独自性を証明したことが自信につながっていったのではないかと思います。クラウドファンディングも資金を調達できたことよりも、プロダクトを欲しがる人の存在が分かったことの方がモチベーションになったのではないかと推測されます。
特許出願もクラウドファンディングも誰もが簡単に出来ることではありませんが、友人や同僚にアイデアを話すだけでも十分なアウトプットになります。
Hello,ideaがバタフライボードのキャッチコピーになっているように、一人で考えてそれを消していてはアイデアは完成しません。
他人に見せて、話して、修正して初めてアイデアの輪郭が出来上がっていきます。
自分のアイデアを形にしていきたい方は、是非バタフライボードとBLUEPRINT HUSIKINGSを使ってみてはいかがでしょうか。
【BLUEPRINT HUSIKINGS編集部】
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