見出し画像

食生活をアルゴリズムにゆだねてみる 〜ファミマ 5daysチャレンジ 1日目

コンビニだけで5日間、計15食を過ごせるのか?
最適化アルゴリズムが出すおすすめメニューに委ねてみるというチャレンジの1日目がスタートです。

ファミペイの現金チャージは便利

朝8時、さっそくオフィスビル1階のファミリーマート アトレ目黒店に突入。

画像1

画像2

そして、既にインストールされていた「ファミペイ」に1週間の軍資金1万円を現金チャージ。

7月にリリースされたファミペイはなんとレジでの現金でのレジ前チャージが主体。
PaypayやLine Payなど、銀行口座やクレカからのチャージがスマホ決済において異色を放ちます。

どうせレジまで行って現金チャージするくらいなら、現金でそのまま払っちゃえばいいじゃないかと思いますよね。
最初は常識はずれと思いましたが、面倒な口座登録に比べると圧倒的に障壁が少なくて便利でした。

画像3

1食目は上々の滑り出し

さて、記念すべき1食目でおすすめされたメニューはこちら。

カレーパン
ごぼうサラダ
有明の海苔(のお味噌汁)

ボリュームも含めて、まあ朝食にもイケるレコメンド内容で、上々の滑り出しです。初期版のロジックから比べるとかなり改善されています。

さっそくお目当ての商品を探しに店内を探索。
カレーパンとお味噌汁は順調に見つけましたが、ごぼうサラダがありません。欠品なのか終売商品なのか分かりませんが、見つかりません。
企画当初から欠品の可能性は予期していましたが、1食目からとは困りました。

が、ちょっと似たような商品「8品目のごまマヨサラダ」を発見。
ごぼうと同じ根菜の蓮根がマヨネーズにあえてあるので、概ねいいんじゃないかと勝手に判断。

画像4

カレーパン 128円
有明の海苔 100円
8品目のごまマヨサラダ 200円
計 428円

しっかりファミペイでお支払いさせていただきました。
ファミペイを使うと電子レシートが残るので、後から見返せて便利です。

画像10

このアプリの使い方 〜まさにMVP

この商品レコメンド・アプリでは、レコメンドされた1日分の商品がすべてリストになって出てきます。そのうち食べたものには「チェック」を入れるだけで履歴として登録されます。

履歴から栄養成分の摂取量が計算され、翌日のレコメンドに反映されるというすごくシンプルな仕組みです。

画像5

もしレコメンドされたものと別の商品を食べた場合には、商品の裏に書いてある成分表を転記して登録するだけで、摂取量が反映されます。

画像13

このくらいのシンプルさとクオリティというのが、MVP(Minimum Value Product)ということだと思います。

今回は、ごくシンプルなアルゴリズムによるメニューのレコメンドで健康的、かつ満足できる食生活を送れるか?ということを検証すること、レコメンドのロジックが検証の肝なわけで、正直これでも十分すぎるくらいです。

時に実ビジネスのPoCにおいて、クイックな検証を銘打っているにも関わらず、本質的に検証すべきこと以外にもあれやこれやを詰め込んでPoC自体のスピード感を阻害しているケースもあります。
「検証する肝は何なのか?」を見失わないように、スピード感とのトレードオフを考慮する重要性を改めて考えさせられます。

欠品との戦い

無事に朝食を終えて、ランチにレコメンドされたのはこちら。

もち明太チーズグラタン
ポテトサラダサンド
燻製あい鴨串

ここで最も恐れていたことが起こります。

画像6

ぜんぶ品切れ!! これは困りました。
棚にはそこそこの品数が残っている時間帯なのですが(時に、まったく商品がない時間帯もあります)、欲しいものはありませんでした。

実用可能な公式アプリなら近くの店舗の在庫情報と連動すればこういうトラブルは防げるはずですが、何せ勝手につくったアプリですから仕方ありません。

なんて考えていたら、今回は”一日で必要な栄養成分を摂取すれば良い”わけで、夕食の商品を先に食べてしまっても成立することに気づきます。

本当の夕食時になれば在庫補充がされている可能性もあるため、このタイミングでは夕食にオススメされた商品の在庫があれば気にせず買うことにしました。

夕食にレコメンドされているおすすめメニューこちらです。

メロンパン
こだわりマヨネーズのたまごサラダ
蒸し鶏のサラダ

ただし、「こだわりマヨネーズのたまごサラダ」には出会えなかったので、ちょっと似ている「えびとブロッコリーのタルタルサラダ」を棚在庫からピックアップし、蒸し鶏のサラダと合わせてサラダ2種類をゲットしました。

しかしながら、別売りのドレッシングがレコメンドされなかったので、自分で小さいドレッシングを追加で購入して昼食らしい感じになりました。

画像7

食生活のコントロールにおけるデータの恩恵

普段はあまり炭水化物を取らないほうで、しかも間食もしない自分にとってはけっこう重めの食事になっています。

本来昼食にレコメンドされたメニューにサンドイッチとグラタンが入っていたので、こんなに食べて大丈夫なのか・太るんじゃないかという不安に襲われます。アルゴリズムに委ねると決めた以上、ここで曲げるわけにはいきません。
今回は、厚生労働省から提供されている理想の栄養バランスが制約条件に入っていますから、これだけの量は摂らねばならないということなのです。

これを真面目にやるとすごく計算が難しいのです。
ところが、コンビニの商品の多くは栄養成分がデータ化されているので、ふだん漠然と勘で食生活をコントロールしてる身としては、このアルゴリズムはまさに「食生活指導の全自動化」と言えると思います。

1日目の結果

夕食時、欠品のためランチでは断念した商品たちを探しに行きます。

やはり無い。。。
というわけで、似たような代替案に切り替えることにしました。

シャキシャキレタスサンド ← ポテトサラダサンドの代わり
カルボナーラ風グラタン ← もち明太チーズグラタンの代わり
※ 燻製あい鴨串は諦めました。

画像8

記憶の範囲だとコンビニのグラタンは初体験なのですが、なかなか味も濃すぎなくて、しっかりカルボナーラでした。美味。

画像9

というわけで、ファミマチャレンジの結果発表です。

カレーパン 128円
有明の海苔 100円
8品目のごまマヨサラダ 200円
メロンパン 110円
えびとブロッコリーのタルタルサラダ 230円
蒸し鶏のサラダ 198円
すりおろし野菜ドレッシング 30円
シャキシャキレタスサンド 259円
カルボナーラ風グラタン 450円
合計 1705円

では、栄養成分はどれだけ取れたかといいますと、

画像11

画像12

カロリーと脂質が若干オーバーしたものの、概ね1日分の目標摂取量はゲットしました。

感覚的には、食べ過ぎた感はあるものの、こういうデータを見ると安心しますよね。

もう少し全体の栄養成分は抑えめの設定でもよかったのかな、とも思いますが、ダイエットや食事制限をしなければならない人にとってはややこしい計算から解放されて、安心した食生活を送れますね。

2日目につづく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?